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【Xiaomi 13T】5000万画素のカメラにDimensity 8200搭載でAntutu約90万点を実現。正当進化を遂げたXiaomiの旗艦モデルXiaomi 13Tファーストインプレッション【ガジェ獣】


本日は12月24日クリスマス・イブ。あと1週間で2024年というタイミングとなりました。昨日23日は来年欲しい物に関しての記事を書き、優先度「SS」として現在利用しているスマートフォン「Xiaomi 11T Pro」の買い替えとなる新しいスマートフォンが欲しいと書いていました。2024年の目標でしたが待ちきれず昨日23日に購入してしまったのでご紹介。Xiaomiの最新フラグシップモデルにあたる「Xiaomi 13T」です。

本記事は星影さん(@unsoluble_sugar)が主催するガジェ獣 Advent Calendar 2023、21日目の記事です。昨日は私が来年欲しい物を書いていましたが、その優先度SSを買っちゃったのが本記事。明日のラストは星影さんによる「来年買いたいガジェット」です。


高画質なカメラ、ハイスペックなSoC、6.7インチの有機ELディスプレイ採用のハイエンドモデル



今回購入したXiaomi 13Tは、今年12月8日より発売になったばかりのXiaomiの最新モデル。最上位モデルのXiaomi 13T Proの弟分にあたる製品ですが、SoCやRAMの容量以外は基本的に共通のスペックを持っており、ハードなゲームなどを目的としなければ十分すぎる性能を実現した製品。


Xiaomi 13Tは性能の要となるSoCにMediaTek Dimensity 8200 Ultra(13T ProはDimensity 9200+)を搭載しRAMは8GB(13T Proは12GB)、ストレージは256GBのモデル。ディスプレイは6.7インチの1.5K(2,712×1,220)有機EL、リフレッシュレートは最大144Hzと高画質。カメラに関しても5000万画素(1/1.28インチ・F1.9・OIS)、1200万画素超広角カメラ、光学2倍ズーム対応の5000万画素望遠カメラを採用し、これは13T Proと共通の仕様のモデルです。

Xiaomi 13T Proはキャリア以外のオープン市場版とSoftBankのキャリア版が販売されており、どちらも約10万円ほど。無印Xiaomi 13Tに関してはauとUQモバイルのキャリア版が販売されていて、こちらは24回以上の割賦購入で回線契約なしで42,960円引きの31,840円で購入できるというもの。割賦分については一括支払いがいつでもできるため、すぐに所有できるのが魅力的でした。


ヴィーガンレザー採用で肌触りの良い外装を実現


     


キャリア版にあたるXiaomi 13Tは、ビニールなどで外装が覆われているわけではなく紙製のケースで箱が覆われているパッケージ。転売対策もあってか、購入時にはその場で店員による起動をして通電確認を行ってからの受け渡しでした。

同梱品は本体の他にはシリコンケースとSIMピン、クイックスタートガイドのみ。他製品などでよく付属する充電ケーブルやACアダプターは付属しません。Xiaomi 13Tは最大67Wのターボチャージに対応しており、必要に応じて純正の充電器や社外タイプの充電器を用意すれば15分で50%、42分で100%までの急速充電が可能です。



今回購入したのは全3色展開のうち一番インパクトのあった「アルパインブルー」。本モデルは背面にヴィーガンレザーを採用し、光沢パネルを採用したブラック・メドウグリーンとは質感が大きく異なります。

アルパインブルーのバックパネルは環境に配慮した素材を使用したという、ヴィーガンレザーを採用。汚れなどに強く耐久性に優れつつ、耐寒性、通気性の面も十分備えているというもの。基本的にケースに入れてしまうのであまり関係はありませんが、個人的にはこういったファブリックに近いもののほうが手触り感もよく好みです。


背面のカメラモジュール部分は、横幅が本体の半分以上を占めるほどに。左上は5,000万画素のメインカメラ。F1.9の明るさとOIS(光学式手ぶれ補正)を備えた1/1.28インチの大型センサーを採用。横にある小さいセンサーは1,200万画素の超広角カメラ、そして望遠カメラは5,000万画素、F1.9で50mm相当の焦点距離を実現しています。


カメラモジュール部分はかなり盛り上がったデザインになっており、背面がレザーで傷や汚れが付きづらい用になっているものの、テーブルに置くとカメラ部分でバランスが悪くなってしまう感じ。縁の部分などに傷をつけたくない場合は、ケースとカメラモジュール用のフィルムが必須です。


      

今回の置き換え元となるXiaomi 11T Pro(2021年発売・レビュー)と比較。本体サイズはほとんど変わらないものの、全体的にXiaomi 13Tのほうが薄型に仕上がっています。ただ、カメラモジュール部分の大きさは13Tのほうが大きめという感じ。背面の仕上がりはかなり異なっていて、ガラス素材で光沢感のある11T Proに対して13Tはレザーのおかげか落ち着いた印象です。



Xiaomi 13Tと11T Proの重量に関しても比較。13Tは195g、11T Proは208gで13Tのほうが13g軽い仕上がりに。たかが13gと思うのですが、実際に手に持ってみると13Tが明らかに軽く驚きました。性能を上げつつも軽量化できているというのは約2年間での技術の進歩を感じます。



      

上部側面にはセンサー類のみ、電源キー・ボリュームキーは右側側面に配置されています。11T Proは電源キーに指紋認証センサーを搭載していましたが、本機は画面内に指紋センサーが移っています。左側面は何もないシンプルなデザインで、下部には充電・データ通信用のUSB Type-C端子、スピーカー、SIMスロットが配置。

      

13TのSIMスロットはnanoSIM・1枚のみの構成。その代わりeSIMに対応しており、実質デュアルSIMの構成となっています。通常時はnanoSIMで通信をしつつ海外旅行の際などはeSIMを購入して利用する、という形が一番ベターな運用方法になりそうです。microSDについては非対応なのは他モデルと変わらずでした。

Antutuスコアでは89万点。順当な進化を遂げた性能



Xiaomi 13TはMediaTek Dimensity 8200-Ultraを採用。このSoCは4nmのTSMCプロセスによってゲーミングでも日常作業でも高い性能を実現するというもの。RAMは8GB RAMで、最近の流行りなのか最大5GBの拡張RAMに対応します。購入時点ではAndroid 13ベースのMIUI Global 14.0.6を搭載。セキュリティパッチレベルは2023-11-01で高頻度でのアップデートが実施されていました。

このXiaomiの独自UIであるMIUIに関しては全面的な刷新を予定しており、Android 13ベースのXiaomi HyperOSへ13Tについてもアップデート予定。すでに中国版ではHyperOS搭載製品が出回っていますが、MIUIと大幅に異なるというわけではなく、動作性の改善などが期待できるようです。

     
Xiaomi 13Tは89万点・同条件で計測したXiaomi 11T Proは74万点

Antutuベンチマーク(V10.1.7)での計測結果は13Tでは89万点。11T Proを測定し直した結果は74万点で約15万点のスペックアップになった感じ。GPUの点数が特に向上しており、MediaTek機ではあるもののゲーミングでも高い性能が確保できそうです。

なお、上位モデルに当たるXiaomi 13T Proは120万点というスコアを記録しておりそれに比べるとそこまでは高くない印象。また、前モデルにあたる12T Proについても100万点超の結果が多いらしく、13Tに関しては旗艦モデルには及ばないという感じです。

     

その他のスコアに関しても参考程度に掲載。スコアが伸びなやんだのがメモリとストレージの部分。13TはUFS 3.1のストレージと8GB LPDDR5のRAMを搭載、対して13T ProはUFS4.0のストレージに12GB LPDDR5X RAMを搭載し、RAM、ストレージともにより高速な性能を実現。これがAntutuのスコアには大きな影響を及ぼしています。逆に言えば一般的な処理能力はそこまで差はないということでもあり、私のようなゲーミングをしない身では十分すぎる性能ということ。

     

まだ使い始めて1日しか経っていませんが、WEBブラウジング、SNS、写真撮影ではまったく持ってストレスなく利用できている感じ。スペックの問題なのか、それとも単純にOS部分のクリーンナップ不足なのかわかりませんがXiaomi 11T Proでは若干アプリの起動や写真撮影時に動作がもたつくことが一部ありましたが、一切感じさせないスムーズな動作で満足でした。


個人的に本機で不安に思っていたのが画面内指紋認証。個人的には側面部の電源ボタン兼用の指紋認証センサーこそ至高だと思っており、画面内指紋認証のスピードや精度はあまり信用していませんでした。

実際に利用してみるとそんな不安は払拭され、サクサク認証ができたのも嬉しいところ。画面OFFの状態でも指紋認証センサーがある部分に触れればすぐにONになってくれるので、今まで側面に触ってONにしていたのを画面に変えれば良いだけ。ただ、ちょっとセンサーが下すぎて慣れる必要はありそうでした。

今までよりちょっと薄味になった写真。程よいバランスで満足のカメラ



     

まだ一日しか利用していないため写真がほとんどありませんが、撮影した写真を。Xiaomiのスマートフォンはこれまでは全体的にかなり彩度を上げてくる印象がありましたが、中国・グローバル版でのLeicaとの協業の甲斐もあってか少し控えめになった印象。



風景を撮影したものでも、上のようなちょっと逆光になっているような場面でも彩度を上げすぎないようにしながら手前と奥の外の風景を絶妙なバランスで撮影。上品な仕上がりで撮影することができていました。



超広角レンズ側でもその傾向は同じで暗所の持ち上げ方が自然で、これまでのXiaomiのカメラとは一味j違う仕上がりの印象。超広角カメラはメインカメラ・望遠カメラの5,000万画素に比べると低い1,200万画素ですが、粗さを感じさせない仕上がりで満足がいくものでした。

日常利用になら十分すぎるモデル。13T Proと合わせて検討してみれば


データコピーも自動でやってくれて便利でした

今回購入したXiaomi 13T。メインスマホの交換は実に2年ぶりで、本当にこれまで一切データの移行などを行って来なかったので、久々におサイフケータイの中身やLINEの移行などの準備に追われてしまっているものの、性能の高さもあって何もかもがサクサクで大満足行く仕上がりになってくれています。

これから写真などもどんどん撮影しつつ、Xiaomi 13Tの性能を体感していきたいものの、ファーストインプレッションとしては「最高のスマートフォン」と言って過言ではないクオリティでした。実際に購入する際には、最上位モデルのXiaomi 13T Proとのどちらがベストかというのはありますが、ぜひ本記事を購入の参考にしていただければ。

本記事は星影さん(@unsoluble_sugar)が主催するガジェ獣 Advent Calendar 2023、21日目の記事です。昨日は私が来年欲しい物を書いていました。明日のラストは星影さんによる「来年買いたいガジェット」です。



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