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【ガジェ獣】空き巣被害から学ぶ。保険とスマートセキュリティの実践対策② - 盗難品をピックアップして保険請求。防犯カメラも導入しました。


先日公開した空き巣被害の記事前編は、その生々しさもあって多くの方に読んでいただきました。前編ではどのようにその被害を発見し、通報、ハウスメーカーや保険会社とのやり取り、そして保険金の入金までを時系列で振り返りました。後編では、実際の保険会社とのやり取りを利用した書類なども参考に振り返っていきます。

本記事は星影さん(@unsoluble_sugar)が主催するガジェ獣 Advent Calendar 2023、13日目の記事です。昨日はすぱ(spa)さんの「今年もNothingに惚れ込んだ年だった」でした。Nothing、格好良いし中身も良さそうで気になるんですよね。





盗難にあったとき:保険と保険金請求で準備したこと

加入している保険の契約内容には注意が必要


保険は三井住友海上のGKすまいの保険、加入したのが2016年のため(2015年10月改定の約款が適応されます)、現在入ると少し条件が変わるかと思います。
内容としては以下の通りです。

  • GK すまいの保険・スーパーロング
  • 6つの補償プラン

盗難に関しては火災保険に追加する形で加入するのが一般的ということで、私も火災保険への付随になります。

補償されたのは以下の通りです。

  • ・犯人が侵入する際に破壊した吐き出し窓一式
  • ・貯金箱に入っていた現金、ならびにお財布に入っていた現金
  • ・盗難被害品(時計、バッグ、小物、万年筆、ライター等)

契約に寄りますが、私の場合、補償の上限は全て合わせて1,000万円、盗難被害品に関しては、1点につき100万円(予めそれより高価なものは申請しておかなければ、被害に遭ってもその商品は100万円として計算されます)、現金については30万円となっていました。ありがたいことに今回は全て制限内だったのですが、盗難被害品の一点当たりの上限金額は30万円などに設定されている契約も多いため、それ以上に高い美術品や貴金属、時計などがある場合には、事前に申請するようにしましょう。現金の枠はほとんどの契約で上限が20-30万円程度らしいので、とにかく現金は置きっぱなしにしないようにしましょう。タンス預金とかはリスクが高いです。

ちなみに、実は今回、銀行に入れようと思って30万円ほど茶封筒に入れたまま放置していたのですが、気が付かれなかった様で盗られていませんでした。これがもし盗られていたら、現金は全て合わせて30万までしか補償されないので、一部が戻ってこなかったことになります。また、被害に遭った貯金箱の横にお札だけが入っている貯金箱があり、そちらにも10万円以上入っていたのですが、こちらも気が付かれていなかっただけで、もし被害に遭っていたら、補償の上限を大きく超えて実損害が出ていたことになります。(言うまでもないですが、被害に遭った次の日に、全てまとめて入金に行き、自宅内から現金がほぼなくなりました。)

さて、侵入された際に破壊された窓に関しては、専門の業者に見積もりを出してもらうことになります。私の場合はハウスメーカーに連絡をして被害箇所の写真撮影から見積もりの作成まで一括してお願いをしました。そのため、この部分に関しては作ってもらった書類をそのまま保険会社に渡して終了です。

現金に関しては、財布に入っていた現金がほぼ正確に把握できていたため、その金額を申請したのですが、貯金箱に入っていた現金は不明のため、少なくともこれくらいは入っていたであろうという、もっとも少ない金額を申請しました。

盗まれた品の把握と、その請求は結構ハードモード


もっとも厄介だったのは盗難被害品です。かなり荒らされていたので、一体、何がなくなっているのかを把握するのも一苦労でした。また、当初なくなっていると思ったものが片付け中に出てくるという事もありました。なので、完全に把握するのは相当に難しいのではないかと思います。

今回は提出までに一週間以上時間があったため、かなりしっかりと確認はしましたが、他にもなくなっているものがある可能性も否定できませんし、そもそも、持っていたことすら忘れているものもありそうなため、分かる範囲でしか警察にも保険会社にも申請ができていません(当たり前ですが)。

また、なくなったものについて、実際に持っていた証拠を出せと言われても難しい部分があります。最近購入した物であればクレジットカードなどの購入履歴があったりしますが、今回盗られたもののうち、時計の大部分は15-20年ほど前に購入したもので、そういったものはありません。それでも一部のものについては純正の箱や保証書、余りコマが残っていたため、それらは全て保険鑑定人の方が来られた時にお見せして、写真を撮っていただきました。貴金属や時計などについて、盗まれる危険性があるものについては、一度、写真等を撮っておくと、万が一の際に役立ちます。

申請は保険会社によって書式などが違うと思いますが、三井住友海上の場合、定型のフォーマットに準じた形であれば、別に書式は問わないとのことだったので、以下の二種類の書類を作成しました。

書式B



    
書式A(画像A-1/A-2)

書式Bは実際にどのようなものが盗まれたのかというリストと被害額(自己申告)の一覧になります。自分が妥当と思う請求金額を記入しましたが、その際に

  • ・新品で購入し、現在も新品で購入できるものに関しては市場価格(価格コムなどの最安値)
  • ・中古で購入し、現在市場に中古商品が出回っている物に関しては、同等の状態と思われる中古金額
  • ・(新品・中古を問わず)市場に商品が存在しないものに関しては、購入時の金額
  • ・新品で購入し、新品で購入が可能であるものの、プレミアが付いており定価を大きく上回っている物に関しては定価。

という基準で自分は記入しました。これは、そうしなければならないというわけではなく、あくまで自分が請求したいと思った金額ということになります。

書式Aではそれぞれの品物の詳細を記入しています。自分が撮影した写真があるものに関してはそれを、ない場合にはネット上から同じ商品の画像をダウンロードして添付しています。それすらないものに関しては、手書きをしました。(実際に手書きをしたのは、この例にある二点のみでしたが)
 
以上二点は保険会社より提出を求められた書式に基づいて作成した(若干、フォーマットは改変しましたが)ものになります。

さらに、保険鑑定人の方には、それぞれの物品の被害に気が付いた時の状況、購入したときの状況をメモしたものもお渡ししました。

最終的に保険会社より支払われた金額は、こちらから提示した金額のおおよそ150%となりました。これには以下の二つの理由がありました。

  • ・そもそも特約で、被害額の10%を再調達費用として追加する特約を付けていた
  • ・中古で購入したものも、現状で(同等品などを)新品購入した場合の価格が再調達費用として計上された

あまりにも金額が大きく異なっていたので(ありがたい限りですが)、念のため明細をもらえないかとお願いしたところ、用意してもらえました。そのうちの、一番大きく金額が異なっていた部分をお見せします。


品目30の時計ですが、中古購入したもの(箱なしで質流れだったと記憶しています)が、30万円以上の評価額となりました。これに関しては、便宜上20,000円と申請はしていますが、実際にいくらだったかは全く記憶にありません。ただ、当時、お金に余裕があったわけではないので、そこまで高い金額で購入したとは思えず、高かったとしても50,000円弱だったのではないかと思います。

逆に評価減となっている26と27に関しては、福袋に入っていたものなのですが、福袋の金額を記入してしまっていたため訂正をされたものです。また、100均の商品はそのまま110円になっています。鑑定人の方が、きちんと一個一個チェックを入れていることが良く分かりました。

被害後のセキュリティについて


今回、警察の方やハウスメーカーの方とも話す中でとても良く分かったのは、空き巣を完全に防ぐことはほぼ出来ないという事です。もちろん、ガードマンを雇うとか、有刺鉄線などの設備で囲うなど、ほぼ不可能にすることはできますが、あまり現実的ではありません。
 有効な方法の一つはシャッターを付けることで、シャッターを壊してまで侵入するケースは少ないとのことなのですが、玄関ドアシャッターを付けるのも、現実的ではなく、そういう意味でも完全に防ぐのはとても難しいという事になります。

では、なにができるのか?という事ですが、まず、今回の様に昼間に入ってくる空き巣の場合には、ほぼインターホンを鳴らして在宅確認をするらしいです。ですから、もし居留守を使っていたら、鉢合わせした危険性があります。女性の一人暮らしなどでセールス等、怪しい人相手に居留守を使いたい気持ちもわかりますが、こと空き巣対策としては危険ですので、フードにマスクなどの怪しい人が映っていたら、返事だけはするようにしてください。

テレビドアホン VL-SWD505KF

また、こういったケースに備え、我が家ではインターホンをPanasonic製のVL-SWD505KFという機種に新調しました。このインターホンは、鳴るとスマートホンに通知が来て、スマートホンでカメラを確認して応答ができます。なので、家にいなくても居るように装うことができます。似たような機能を持つインターホンはPanasonicから他に数機種と、アイホンからも数機種出ているようです。


さらに、この機種ではセンサーカメラや電気錠、窓/ドアセンサーと接続することができます。留守中にセンサーが反応した場合、スマートホンに通知が来るので、早い対応ができるようになります。我が家の場合は一階の人が通れる窓とドアには全てセンサーを付けました。これで、万が一空き巣に入られた場合、すぐに感知して通報などができるようになります。

犯人逮捕には、家の中に犯人が入ったことが立証できなくてはならないらしく、今回はその部分では十分とは言えませんでした。ですから、家の中にもカメラを数台設置しました。Panasonic製のカメラでインターホンと連動させても良かったのですが、この場合インターホン本体のメモリーカードにデータを保持させるため、カードを持っていかれた場合には、データが残りません。そこで、クラウドで映像を保存できるカメラを候補にしました。

クラウド接続できるタイプの防犯カメラもおすすめ


TP-Link Tapo C225

現実的にはGoogleベースかAlexaベース、Google Nest Cam、SwitchBot、ring辺りが候補になるかと思います。(ほかにもTP-Linkなど数社、独自クラウドを持っていてカメラを販売している会社がありますが。)この中でカメラの価格はSwitchBot、ringが約5,000円に対してNest Camは約10,000円と倍額です。またSwitchBotにはカメラが動いて、人間などを追従して撮影してくれる機能もあります。

あくまでクラウドに映像を残すことが目的なので、クラウド月額は必要になります。Googleは台数無制限で月額630円、SwitchBotは1台498円~3台1,198円、ringは1台350円、台数無制限で1,180円です。(2023年9月現在)

1台しか必要ないなら、カメラの性能的にSwitchBotか、月額が安いringが良いのでしょうが、複数台使用するとなると圧倒的にGoogleの維持費が安く感じます。我が家ではとりあえず3台稼働させたかったので、Google Nest Camを採用しましたが、人が通れば通知が来ますし、暗闇でもかなりしっかりと(白黒とは言え)撮影できるので、今のところ頼れる機械だなと感じています。

また、屋内の確認だけであれば、Echo ShowやNest HUBなどのカメラを使用することも出来ます。ただ、これらのカメラは大概斜め上向きについているので、角度調整をしておかないと部屋全体を見ることはできません。また、録画機能もないので、単なる確認には使用できますが、証拠として使うには不安が残ります。もっとも、これらの場合月額費用はかかりませんので、他のカメラの無料で利用できる範囲などと合わせて使用する分には有効かもしれません。


TP-Link Tapo D230S1

今回は条件として持ち家で、既存のインターホン設備があることが前提でインターホンのシステムを入れ替えましたが、賃貸で勝手に入れ替えなどができない場合には、スマートドアホンなども選択肢に入るでしょう。Google Nest Doorbell、Ring Video Doorbellなどです。

デメリットは大きく二つあって、一つは窓開閉センサー等が同じアプリから扱えるものが少ないため、それらも使いたいと思うと、別にシステムを組まなければいけない点。(カメラが動作物を感知してくれるので、窓ごとにカメラを設置すれば済むという考え方ももちろんアリですが)もう一つは、既存のインターホンと形状が違っていて、明らかにスマートホンから返答しているとわかるものが多いため、非在宅時に「バレる」可能性があるという点でしょうか?とはいえ、大きな工事や入れ替えを必要とせず外出先でも来客を確認できるのは大きなメリットになるかと思います。

いつ被害に合うか分からないこそ、日頃の備えを


実際にあーるの家で記録されていた映像

空き巣被害はいつ合うか分かりませんし、完全に防ぐのはほぼ不可能です。まず身の安全を考えると、犯人と鉢合わせをしないことが大事で、そのためにセンサー類は有効だと思います。センサーが反応すれば音が出ますので、そこで犯人が諦めてくれる可能性があります。また、センサーが反応したらスマートホンに連絡が来るようにしておけば、その場で屋内の映像をチェック、見知らぬ人が写っていれば、すぐに110番できます。完璧とは言い難いですが、現実的な予防としてはこれがベストなのではないかと思います。


本記事は星影さん(@unsoluble_sugar)が主催するガジェ獣 Advent Calendar 2023、13日目の記事です。昨日はすぱ(spa)さんの「今年もNothingに惚れ込んだ年だった」でした。Nothing、格好良いし中身も良さそうで気になるんですよね。明日はmomongaさんです。







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