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【Dagnebi Neo】フルHD画質で大画面の映像を楽しむ。NetflixやAmazonプライム・ビデオの高画質再生に対応した小型プロジェクターDangbei Neoレビュー


関東甲信越地方も梅雨入りし、東京でも雨が降ることが増えてきました。そんな時期は旅行に行ったりアクティビティをしようと思ってもどうしても雨に妨げられがち。自宅でのんびり過ごすというのも良い時期かもしれません。そんな自宅で動画を見たりするときに便利なのがプロジェクター。今回は中国・Dangbeiの最新プロジェクターであるDangbei Neoをメーカーよりお借りしたのでご紹介。

Dagbei NeoはフルHD(1920×1080)の解像度に対応したプロジェクター。DLP投影技術を採用したことでHDR10や、540ISOルーメンの明るさを実現したことで高い映像表現を実現した製品。Netflixの公式認証を取得しており、NetflixやAmazonプライム・ビデオといった各種ストリーミングサービスも高画質で楽しむことが可能です。20×15.7cm×10cm、1.42kgの小型軽量なのも魅力的な製品。89,999円で購入することが可能です。



簡単に出し入れできる小型なデザイン。強力な台形補正機能で設置場所を選ばない




まずはパッケージと同梱品から。今回お借りしたのはホワイトとブルーの2色展開のうちホワイトのモデル。パッケージは対応を謳っているストリーミングサービスであるNetflix・YouTube・Amazonプライム・ビデオのロゴも記載されています。同梱品は本体の他にリモコン、電源アダプター、説明書のみとシンプルです。


前面部分のデザインは非常にシンプル。大型の投影部の他に左側に障害物回避や台形補正の際に利用する映像補正用のセンサーを搭載。下部にはDolby Audioに対応した6W×2のステレオスピーカーを配置しています。



背面には大型のファンと各種端子類も配置。入出力端子は左から電源、S/PDIF出力、LAN、HDMI、USB 2.0×2。USB端子を利用してUSBメモリに入っている動画などを再生することも可能なのも嬉しいポイントです。


底面には三脚穴も装備。ミニ三脚などを利用して柔軟な向き、高さでテーブル上に設置したり、天井からの吊り下げにも対応。いろんな設置の仕方で利用することが可能です。なお、日本向けの製品には技適マークとPSEマークも記載がありました。


付属する専用リモコンには本体のメニューを操作するための十字キーや、ボリュームキー、台形補正/ピント合わせ用のキーに加えてNetflix、Amazonプライム・ビデオ、YouTubeへのショートカットキーも配置。利用時にはすぐに見たいサービスにアクセスできるのは嬉しいポイント。なお、リモコンは単4電池を2本利用するため、この用意が必要です。



早速ACアダプターを本体に接続し、壁に向けてセッティングして電源をONに。起動自体は非常にスムーズで、数秒程度で投影が開始されます。自動的にピント調整が働くことで、台形補正は働かないものの、設定ウィザードの中身をきちんと読みながら進めていくことが可能です。

     

まず最初はリモコンのペアリングから。最初の画面のみ英語ですが、十字キーの右とボリュームダウンキーを同時に押す旨が図でも表示されるため迷わずにペアリングが可能です。

     

      

その後は言語選択、プロジェクターの設置方法の確認、Wi-Fiへの接続と続いていきます。本製品は前回レビューしたDangbei Mars Proに付属していたドングル「HAKO Mini」とは異なり独自のLinux OSを採用。このため、Wi-Fiなどの設定は本体のリモコンで行っていく必要があります。

ネットワーク接続などが完了したら、あとは利用規約などに同意すれば設定は完了。数分程度でセットアップを完了することができたため、初期設定は簡単な印象です。


      

リモコンのフォーカスボタン、もしくは設定画面から台形補正の自動補正(キーストーン)を選択すると自動補正センサーーが認識できる特殊な画像を表示。この画像とセンサーによって最大±30°の範囲で上下左右の歪みを補正することが可能。今回は壁に向かって斜め右から投影しており通常であればかなり歪んでしまうところ、一発できれいな長方形に補正することができました。


過去にレビューしたEmotn N1も一定程度の画面補正機能を持っていましたが、台形補正時には画面端がぼやけてしまう問題を抱えていた印象でした。対して本機では写真のように画面の端であってもバッチリピントを合わせることができ、設置場所を選ばずに投影することが可能です。個人的にはかなりグッドでした。

明るい部屋は苦手。鮮やかな大画面での映像を簡単に楽しめるのが魅力的



ここからはDangbei Neoでの映像再生能力をチェックしていきます。本機のランプの明るさは最大540ISOルーメン。以前レビューしたDangbeiの4K投影モデルであるDangbei Mars Proが3200ルーメン(レーザー利用)だったことを考えると、明るさは暗めであることは否めません。

実際に利用している感じでは、部屋の照明をつけた状態ではどうしても色が薄くなってしまうという感じ。これまでのセットアップの画面では、天井の照明を少し付けた状態でしたが、全体的に色が薄くなってしまっている印象でした。

     

プリインストールされているアプリは写真の通りで、公式認証を取得しているNetflix、Amazonプライム・ビデオ、YouTube、YouTube Kidsといったストリーミングサービスを一通りカバーしています。その他にはWEBブラウザであるOPEN Browser、netrangeのアプリストア、TikiLIVEアプリをプリインストール。

独自OSを採用しておりAndroid OSではないため、これまでに挙げたストリーミングサービス以外のDAZNや、Hulu、Disney+といった他のストリーミングサービスには非対応。利用したい場合は、Fire TV Stickや、DangbeiでリリースしているドングルであるHAKO Mini(レビューはMars Proの記事に有)などを利用する必要があります。

なお、期間限定ではあるもののストリーミングドングルであるHAKO Miniについて無料で購入することが可能。Amazonの公式ストアでDangbei Neoを注文する際にHAKO Miniを一緒に注文することで12,000円のHAKO Miniが無料で利用可能。他のストリーミングサービスを利用する方でも安心です。

     


私の場合Netflixは契約しておらずもっぱらAmazonプライム・ビデオにストリーミングサービスは依存。テレビ向けのAmazonプライム・ビデオのアプリと同様、画面に表示されたQRコードをAmazonアプリでログインしているスマートフォンで読み込むだけでログインが完了し、すぐに動画を再生することが可能です。

ストリーミングサービスを利用する際に気になるのがその再生画質。たとえプロジェクター側の投影品質がフルHDでも、著作権保護がネックでHD再生ができなければ意味がありません。Amazonプライム・ビデオで動画を再生した際には「HD」表示を確認することができ、問題なく再生できることが確認できました。

      

YouTubeについても高画質での再生が可能。TV版のYouTubeアプリのため、こちらもQRコードを利用したログインに対応。ログイン後は、スマートフォン版やPC版と同じ履歴をもとに再生していくことが可能です。


実際に色々なアニメを見たり映画を見たりしてみましたが、夜に電気を消した部屋では十分な明るさと色鮮やかさが魅力的でした。動きのある映画ももちろん、Youtubeで適当な動画を流しっぱなしにしていても良い感じ。設置場所を選ばないこともあって、気軽に電源を入れられます。

内蔵スピーカーの音質はそこそこ。6W×2の構成ではパワーが気になるところでしたが、迫力は十分といった感じ。ただし、解像感という意味では若干曇った音になってしまう気もしており、気になる場合は外部スピーカーの利用を検討してもよいかも。


netrangeのアプリストアも搭載。ただ、ざっと見る限り日本で使う上でめぼしいアプリがあるわけではなく、あってもなくても変わらないかなと言う感じでした。


映像入力は、本体背面にあるHDMI端子からの映像再生と、USBメモリ内の動画再生に対応。加えて、本体をWi-Fi経由でのスクリーンミラーリングの受信機としても利用することが可能で、スマートフォンやタブレットの動画を本機にミラーリングさせることが可能。スマートフォンなどで撮影した動画をすぐに再生したりすることが可能です。

     

設定メニューについての詳細は割愛しますが、ピクチャーモードの変更を行うことでより色を強調したりすることも可能。様々な投影モードを利用することが可能。設定メニューの日本語表記は一部怪しい部分はあるものの、基本的に理解できる内容のため必要な際に必要な設定を行うことが可能です。

ジメジメした日はお家でプロジェクターで動画鑑賞も良いかも



今回レビューしたDangbei Neo。以前レビューした4K対応のDangbei Mars Proと比べると明るさ、スピーカーからの音ともにスペックダウンしているものの、フルHD画質で投影でき、さらにNetflix、Amazonプライム・ビデオ、YouTubeの高画質再生に標準対応。手軽に高画質な動画を大画面で楽しむことができる製品でした。

現在Dangbei Neoは89,999円で販売中。なお、現在は期間限定でより多くのストリーミングサービスに対応できるAndroid TV搭載のHAKO Miniも無料で購入が可能。これからの梅雨の季節にぴったりな高画質なプロジェクター、ぜひ、購入してみては。


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