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【ALIROEN F2400】60Wでも40時間以上給電可能。2048Whの大容量でUPSとしても日常使いできるポータブル電源ALIROEN F2400が登場


地震や水害といった自然災害、もしくは昨今のインフラの老朽化による突発的な事故など、家庭の電力供給を取り巻く状況は悪化してきています。現実に2018年には北海道全土が停電する自体もあり、私自身も巻き込まれたりしていました。そういった停電時に今では必需品とも言える通信機器や場合によっては調理器具などを動かすことのできる電源の需要は増加しているはず。

今回は中国のバッテリーブランド、ALIROENから登場している超大型のポータブル電源、ALIROEN F2400をご紹介。自宅の非常用電源として置いておくというのはもちろん、デスクトップPCの無停電電源装置(UPS)として利用したり、キャンプなどの際に持ち運んで手軽に使える電源としても活用できる機器。現在Amazonで218,000円で販売中ですが、50,000円クーポンで168,000円で購入することが可能です。

※本記事はALIROENの提供を受けて執筆しています。

2048Whの超大容量と、2400W出力で何にでも利用可能なパワー



ALIROEN F2400の特徴は、何と言っても2400Wの超高出力なパワフルさ。通常のモバイルバッテリーの出力がせいぜい60Wほどなことを考えると、その40倍もの出力を持つのが本製品の魅力。スマートフォンやタブレットといった電子機器の充電では全く困らないどころか、最大800Wほど消費するデスクトップPC、電子レンジといった調理器具であっても十分稼働させることができます。

バッテリーの容量自体は2048Wh。Wh(ワットアワー)表記の場合、このまま利用するW数で割ることで定格の利用時間を算出することが可能。例えばスマートフォン・タブレットを60Wで充電する場合は単純計算で30時間の充電が可能という感じ。18Wなら100時間充電できる計算です。2400Wの最大出力で使う場面は想定しづらく、800Wくらいで使っても2時間強利用できると考えるとかなり心強いバッテリー容量と言えそうです。

もちろんバッテリーの容量については、あくまでも内蔵バッテリーの量の理論値。利用時にはバッテリーが100%から0%まで完全に放電されるわけではなく、また、バッテリー内部の効率損失や温度変化などの要因によって実際の使用可能時間が異なる場合があることは注意が必要です。

ALIROEN F2400のスペック
電池容量2048Wh
電池タイプリン酸鉄リチウムバッテリー(LifePO4)
合計出力定格2400W 瞬間4800W(合計)
入力300W、500W、700W、900W、1100W五段階で電力調整可能
AC出力x6口100-120V,50/60Hz 定格2400W 最大瞬間4800W(合計)
純正弦波 過負荷·短絡保護機能搭載
USB-A出力
QC3.0x2口
18W(5V3A 9V2A 12V1.5A)
Type-C x3口20W
Type-C x1口100W
DC出力x2口12V/3A
DC-XT60 出力x1口12V/25A 500W
DCシガー出力x1口12V/10A 120W
シガー入力8A/15V;10A/30V
寸法&重量約38.6cmX28.4cmX32.1cm(LxWxH)&約22kg
動作温度-10~40℃
充電温度0~45℃(6ファン)
保証3年
付属品ポータブル電源本体×1、AC電源コード×1、ソーラー充電用ケーブル(MC4- to アンダーソン)×1、シガープラグコード(12V/24V用)×1、取扱説明書(日本語)×1


出力端子の豊富さも魅力的。AC 100V(コンセント)は6口、USB Type-Cは4ポート(1ポートは100W出力対応)、USB Type-A✕2、シガーソケット✕1、XT60✕1、DC5221✕2の合計16ポートの出力端子を備えています。充電が必要な機器に合わせて変換ケーブルなどを用意せずにすぐに接続して充電をしたり、電気機器を動かすことが出来るわけ。

AC電源については純正弦波での出力に対応。バッテリーから出力されることのある模擬正弦波では電子機器が正常に動作しなかったり、もしくは故障の原因となることもあるのに対し、本製品ではリスクを軽減。また、日本国内での50Hz/60Hzの周波数についてもどちらの出力にも対応しています。


2048Whという超大容量のバッテリー、使い道は多そうではあるものの気になるのがその充電性能。いくら大容量だからといっても、充電に数日もかかってしまったら利便性も、日常的な充電にも事欠きます。

ALIROEN F2400は最大1600Wでの超高速充電に対応。ソーラーパネル(最大500W)とAC電源(最大1100W)を組み合わせることで最速1.5時間での充電に対応します。AC電源1100Wでは2時間弱というスピードで、常に十分な量を充電しておく事が可能です。

なお、AC電源での充電時にはその電力量について1100W、900W、700W、500W、300Wの5段階で調整することも可能。1100Wでフル充電をしてしまうとコンセントの容量的に厳しい場合や、ブレーカーが落ちてしまうという場合でも家庭内の電力状況に合わせて調整できるのは利便性も高そう。

パソコンやNAS、ハードディスクなどの無停電電源装置(UPS)にも



大容量、かつ、高出力な電源だからこそと感じたのが、本機を日常的に無停電電源装置(UPS)としても利用できること。こういった大型のバッテリー(ポタ電)は高価で、かつ、保管スペースをとりつつキャンプなどにいかない限り日常的に利用する場面がほとんどないのがネックでした。

ALIROEN F2400は、最大2400Wの電源出力に対応して一般的に市販されている電源タップ以上のW数の利用が可能。このため、デスクトップPCやNAS、外付けハードディスクといった突然の停電によってデータ喪失の危険のある機器にF2400を電源タップとして利用することで無停電電源装置として利用することが可能

詳しいイメージが掲載されていないためどこかにスイッチがあると思われますが、UPSモードの際には、通常時はF2400に接続したコンセント(AC電源)からPCなどに電力を供給、電源断時には即座(0.001秒)にバッテリーからの給電に切り替えるようになっているとか。普段はバッテリーを利用しないことでバッテリーの劣化を防ぎつつ、必要な際に電力供給が可能で、かつ2048Whの大容量で安全に作業を終了させシャットダウンが可能です。

一台で非常時にも普段の無停電電源装置にも。最強のポータブル電源



今回ご紹介したポータブル電源、ALIROEN F2400。販売価格はAmazonで50,000円クーポン適用で168,000円とかなり高額な製品。とはいえ、今後どんどん増えていく自然災害の際に確実に利用し続けられる非常用電源としても、また、日常的に利用できるUPSとしても、もしくはアウトドア時に調理器具まで動かせるポータブル電源としても一石三鳥の機器。一家に一台あっても良いかもしれません。



なお、ALIROENではBP2000というポータブル電源も発売予定。詳細なスペックについては未公開ですがF2400と同じ2048Whの容量と、2000Wの出力に対応する予定。BP2000本体だけに限らず拡張バッテリーパックも用意しており、接続することで最大16380Whまで容量を拡大して利用できるとか。ここまで来ると法人の緊急電源の意味合いが多そうですが、こちらも候補に入れて良いかも。
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