レビュー

[レビュー][threecolumns]

【TP-Link Deco S7】パワフルなWi-Fi環境を簡単に自宅全体に。メッシュWi-FiシステムTP-Link Deco S7レビュー


自宅でタブレットやスマートフォンでYouTubeやAmazonプライムビデオのような動画配信サイトを楽しんだり、スマートホーム機器で家電を制御したりしていると気になってくるのがWi-Fiのパワー。単体のルーターでも十分なパワーを持つ製品が増えてはいますが、一戸建てや部屋が複数ある場合には気になってくる場面も多いかも。

そういった場合に活用したいのがメッシュWi-Fiに対応したWi-Fiルーター。複数台のルーターを同一のSSIDで利用することで、あたかも同じアクセスポイントが部屋中に広がっているように使える製品。今回はTP-LinkさまよりメッシュWi-Fiシステム「TP-Link Deco S7」を提供していただいてレビューします。



無線のみでメッシュWi-Fiを構築。最大100台までの同時接続に対応


     

今回レビューするのはTP-Link Deco S7が2台入ったモデル。Amazonでは1台のみのパッケージで8,100円、2台で10,944円、3台で19,080円という価格設定です。(記事執筆時点)

パッケージは以前レビューしたTP-Link Archer AX20に比べると落ち着いたデザインで、製品画像と特徴が簡潔に記載されています。Wi-Fiルーターが2台入っていることもあってパッケージは結構大きめです。

    

     

同梱品は極めてシンプルで、Deco S7が2台と2台分のACアダプター、LANケーブル✕1、そしてクイックスタートガイドのみ。本体は細長いデザインで、簡単に縦置きができる形状です。Wi-Fiルーターによくあるアンテナが伸びたデザインではなく、インテリアの中に設置しても違和感のないデザインが魅力的。

電源アダプターの接続口は、背面のくぼみの部分に配置。アダプターの配線を工夫すればケーブルも目立たないように設置することが可能です。LANケーブルの差込口は3つで親機として利用する場合はうち1つは必ず利用することになるため有線接続で利用できるのは2口となります。デスクトップPCや、NASを接続するという場合にはちょっと心細いかもしれません。

     


残念ながら現在の私の自宅は1Kでそこまで広くはなく、メッシュWi-Fiの威力を感じる場面は少ないといえば少ないものの、壁に遮られやすい玄関とPC脇にDeco S7を設置。現在の自宅は光回線をIPv6プラス接続で利用しており、本機はIPv6プラスに非対応のため間に対応ルーターを挟んでセットアップしました。

縦置きできることでルーターなどを普段置いているスペースでも、もしくは玄関脇のスペースであっても省スペースに設置できるのが本機の魅力。また、上部の表面積が狭いこともあり掃除の手間も少なそうでした。

Deco S7のセットアップはスマートフォンが必須。管理しやすいみやすさも魅力


     

TP-Link Deco S7を始めとするメッシュWi-FiシステムのDecoシリーズは、セットアップ作業のすべてを専用のスマートフォンアプリ、Decoにて実施。過去にレビューしたArcherシリーズともアプリは共通利用できないため、他のTP-Linkのルーターから乗り換える際には注意が必要です。

      

      

セットアップ作業はアプリ上で、セットアップ用のウィザードに従っていくことで可能。Decoアプリを起動して設定に進むと、電源を接続するタイミングなどの指示もあり、スムーズに設定を始めていくことができます。

      

   

まずはインターネットに接続する親機となる方のセットアップを進めていきます。Deco S7はiPv4並びにiPv6でのPPPoE接続に対応。通常の光回線では回線終端装置からLAN接続することで、Deco S7をルーターとして利用できます。ただし、iPv6プラス接続には対応していないため、iPv6プラス接続の光回線を利用している場合は、ブリッジモードで他のルーターを経由して接続する必要があります。

私の自宅ではGMOとくとくBBひかりをiPv6プラス接続で利用中。このため、Deco S7と回線終端装置の間にiPv6プラス接続に対応したルーターを設置する必要がありました。TP-Link製品であればArcher AX20でも対応しており、また、回線契約時に付属するルーターを利用するというのも手です。

     

2台のDeco S7をリビングと玄関にそれぞれ設置。Deco S7同士の接続は有線LANを利用すること(Ethernet Backhaul)も、Wi-Fiで接続することも可能で、今回は無線経由で接続しました。接続設定が問題なく完了すると、Decoアプリ上からネットワークの状況や、現在の接続先を確認することが可能に。一目で状況が確認できるUIは見やすく好感が持てました。

     

それぞれのルーターに何が接続されているのか、そしてその接続機器の通信状況も確認可能。怪しい機器が接続される、ということは少ないものの、異常にトラフィックを利用している機器を確認したり、例えば子供のスマートフォンの接続状況なども簡単に確認できます。

メッシュWi-Fiの子機側からも十分なパワーを実現。広い家でも安心して使える




実際のパワーを検証すべく、親機から廊下を挟んだ先の玄関で、子機側に接続していることを確認しながらスピードテストを実施。スピードテストを行ったタブレット・スマートフォンを含めて17台もの機器を接続し、さらに親機のDeco S7から無線経由で接続をしている子機側で実施したにも関わらず、2台同時にスピードテストを実施した結果が上の写真。

過酷な状況でありながらスマートフォンで下りは155Mbps、タブレットで70Mbpsの結果で、十二分な接続性能を確認することができました。これなら広い家の中でも安心して使えるはず。個人的にはわざわざ有線でDeco S7同士を接続しなくても十分使える製品と感じました。

フルパワーのWi-Fi環境を自宅全体に拡張。メッシュWi-Fi構築なら



今回レビューしたTP-Link Deco S7。シンプルな見た目ながら2~3台組み合わせることで高速なWi-Fiを家全体に簡単に広げることができる製品でした。複数の部屋があり、Wi-Fiルーターの設置場所が端にあるという場合や、壁による電波の減衰で十分なスピードが出ない場合に備えて、簡単にメッシュWi-Fiを構築できるTP-Link Deco S7の導入を検討してみては。

TP-Link Deco S7は現在Amazonなどの通販サイトにて1台のみのパッケージで8,100円、2台で10,944円、3台で19,080円にて販売中。Wi-Fiルーターはそんなに買い替えるものではないからこそ、妥協せずにパワーとカバー範囲の広い製品を導入することは重要かもしれません。



コメントを残す
  • Blogger Comment using Blogger
  • Facebook Comment using Facebook
  • Disqus Comment using Disqus

0 件のコメント :


中華スマートフォン

[中華スマホ][bleft]

DAP

[DAP][bleft]

中華パッド

[中華パッド][bleft]

オーディオ

[オーディオ][threecolumns]

旅行記

[旅日記][grids]

ガジェット

[ガジェット][threecolumns]