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【Ampere Dusk】天気や場所に応じてサングラスの濃度をすぐに調整。スマートフォンで濃度調整ができるスマートサングラスAmpere Duskレビュー


2023年も1月序盤。スキーを始めとしたウインタースポーツ真っ盛りの季節がやってきました。また、来月2月には早くも静岡県は伊豆半島では河津桜が咲き始める季節。徐々に日も長くなり始めて春が迫りつつあるようにも感じます。さて、そんな冬から春にかけての季節は西日が特に眩しい季節。夏場よりも正直眩しくて、外を歩く際も、運転中も、スキーの間でも眼を開けてられないレベルです。

そんな外が眩しい時にはサングラスが役に立ちますが、当たり前ではあるもののサングラスは一律で明るさを軽減するため、徐々に夕暮れに差し掛かっているときや、明るさが変わるような場面では着け外しをする必要があります。今回は、そのサングラスの濃度を簡単に調整できるスマートサングラス「Dusk」をご紹介。実機もメーカーよりご提供いただき、その使い勝手を検証します。



濃度の自動調整や音楽再生に対応した、スマートサングラス「Dusk」


     

まずはそもそも今回ご紹介するスマートサングラス「Dusk」について解説。Duskは電流が流れると色が瞬時に変わるエレクトロミックレンズを利用した調光機能付きのサングラス。最近各メーカーで扱いの増えている調光レンズのように紫外線で徐々に色が変わるものに比べて、瞬時に濃度を切り替えられるのが特徴。明るい場所に出たら濃度を濃くして、暗い場所では薄くする、というのをタイムラグなくできるがDuskです。

Duskシリーズには、スピーカーとマイクを内蔵した「Dusk」と、レンズの濃度の調整機能のみを搭載した「Dusk Lite」の2種類が用意。今回はその2種類のうちスピーカー・マイク搭載の「Disk」を提供していただきました。

現在DuskシリーズはクラウドファンディングサイトのMakuakeにてクラウドファンディング中。もともとIndiegogoにてクラウドファンディングを実施していてすでに発送も進んでいる製品のため、ここから製品が発送されないという自体は想定できない状況。Dusk単体が48,000円予定に対してMakuakeでは28,800円、Dusk Liteは32,000円の販売予定に対して25,800円で購入できるため、スマートサングラスデビューを果たしたいという方にはおすすめです。

潔く機能をサングラスに絞ったDusk。実用性は意外とあるかも



     

Duskはすでにパッケージも市販を想定したものが完成しており、今回提供していただいたものもほぼ製品版といえる製品。同梱品としては、簡易的なケース+レンズクロス、説明書に装着時のフィット感を向上させるノーズパッド、充電用のUSBケーブルという感じ。ただのサングラスに充電器がついているくらいの中身です。

     

本体の重量は35g。素材感が異なることもあり重さを単純比較することは難しいですが、昨年私がスキーのために購入したサングラスが26gだったため、若干通常のサングラスよりは重いかなという感じ。普段から眼鏡をかけており、プライベートやスキーの際にはコンタクト、という生活でメガネをかけることに慣れていることもあってか装着したときの重さは気になりませんでした。


Duskのデザインは、近頃流行りの太縁のメガネ。よくAmazonで見かけるような中華サングラス(右奥)と比べると柔らかい印象を受けるデザインです。ただ、若干太縁すぎる部分もあり、装着する人を選ぶ部分があるのも事実かも。



本体の右側と左側のフレームにそれぞれ1つずつボタンを配置。また右側のフレーム下部には充電用のアダプター部も配置。USB Type-Aケーブルを利用してAmpere Duskを充電することが可能です。

     

各ボタンの挙動は付属する説明書に記載の通り。右側のボタンは電源・Bluetoothペアリングに加えて音楽再生時や電話を受ける際の応答ボタンも兼ねています。左側のボタンはサングラスの濃度調整用のボタン。各ボタンの詳しい挙動は以下の通り

  • ○右ボタン
  • ・電源ON:長押し(3秒間)
  • ・電源OFF:長押し(3秒間)
  • ・ペアリングモード:電源ONにすることで自動的にペアリングモードに移行(ペアリングモードは1分間)
  • ・音楽再生/停止:ボタン押下
  • ・音声アシスタント:長押し(2秒間)
  • ・電話の応答・電話を切る:ボタン押下
  • ・電話拒否:2回押し
  • ・マイクの切り替え(スマートフォンのマイクか、Duskのマイクか):2回押し
  • ・曲送り:2回押し
  • ・曲戻し:3回押し

  • ○左ボタン
  • ・自動濃度調整機能の有効化/無効化:長押し(3秒間)
  • ・濃度調整(38%・30%・14%・8%で調整):ボタン押下

手軽に使える大型のサングラスとして有能。自動調整は△



     

早速Ampere Duskを持って様々な場所でその濃度調整機能をトライ。まず、純粋なサングラスとしての感想としては、レンズ部分が大きいことで細長いデザインのサングラスと比べて純粋に視野が広い印象。普段は視野が狭くても困ることはないですが、運動時や運転中には顔を動かさずに確認できる範囲が広いほうが便利ですし。

濃度が薄い状態

濃度が濃い状態

Ampere Duskの最大の特徴がこの濃度調整機能。冬晴れの日差しが強い日に車を運転したり、乗り換えを挟みつつ列車で移動していくなんて旅行にでかけた際に利用。Ampere Duskが搭載する自動濃度調整機能が威力を発揮してくれる、と思っていたのですが自動濃度調整は正直あまり機能している感じがしませんでした。

1つは運転中。日差しが強いもののそもそも車のガラス自体がUVカット仕様のため、たとえトンネルに入ったとしても、外を走行中であっても光量を正しく認識できなかったのかなという印象。そして、徒歩+列車での旅行時は、そもそも冬の日差しはそもそも低濃度で十分だったということもあり自動で濃度が調整される気配は無し。自動濃度調整!と謳っている割にはというのが正直な本音。おそらくこの濃度調整が活かされるのは夏場なのかも。

とはいえ、手動で濃度調整を行うことは簡単にできるため、利用中は手動調整を多用していた感じ。手動調整のデフォルトで最薄は8%まで薄くなるため屋内や、トンネル内であっても十分な視界を確保することができます。現時点での最適な使い方としては、手動モードで使い続けて、必要な場面でさっと濃度を調整するという感じと思われます。


役に立つ場面でいえば、今の時期であればスキーにはピッタリと思っているところ。標高が高い場所のため日差しは強くゴーグルのような濃度の高いサングラスが必要でありながら、一度高速リフトに乗ったり、日陰にいくと一気に照度が下がるという場所は濃度調整サングラスにはピッタリ。安全面を考慮するとゴーグルのほうが良いとはいえ、眺めの良さと視野の広さはサングラスに分があるため、来年のスキーシーズンでは活躍できそう。


スマートフォンとの接続で、音楽再生や手動で細かな濃度調整も


       

        

Ampere Duskシリーズはスマートフォンアプリを利用して、サングラスの濃度の調整や紛失防止機能、音楽の再生や電話の応答が可能。Ampereアプリはすでに公開されており、Duskをペアリングモードにした状態でアプリからペアリングをしていくことで設定が完了します。

     

できることは非常にシンプル。スライドを利用して細かいレベルで濃度を自在に調整したり、予めアプリにあるプリセット、もしくは自信で設定したプリセットで瞬時に濃度調整を行うことが可能です。ドライブモードを利用すると、Duskの透過率を8%以上より暗くしないようにして視野を確保させることも可能。

この他には、どこに置いたか分からなく際に利用できる紛失防止用のアラーム機能も搭載。利用すると、大きな音でDuskの位置を知らせてくれるため自宅内でゆくFAになっても安心です。なお、アプリ連携でできることはこれですべてで、何が劇的な機能があるわけではありませんでした。

無印Amepre Duskにはスピーカーも搭載。スマートフォン接続時には、スマートフォンの音楽をDuskのフレームについているスピーカーから再生したり、電話の通話をしたりすることが可能。以前レビューした空気伝導型イヤースピーカーのように使えるためたとえばランニング中などでは意外と便利な感じでした。ただし、結構音漏れするため電車内などでの利用には向きません。



便利な濃度調整サングラスとして、いつでも使える製品



今回レビューしたスマートサングラスのAmpere Dusk。ボタンひとつで濃度を濃くしたり薄くしたりを簡単に行えることと、イヤースピーカーとして使えること、それだけに機能を絞ったスマートサングラスでした。自動調整機能をというよりは、明るい場所から暗い場所に移動してもサングラスを外さずに程よい明るさを維持できるという利便性が嬉しいもの。

現在DuskシリーズはクラウドファンディングサイトのMakuakeにてクラウドファンディング中。Dusk単体が48,000円予定に対してMakuakeでは28,800円、Dusk Liteは32,000円の販売予定に対して25,800円で購入できるため、スマートサングラスデビューを果たしたいという方にはおすすめです。

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