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【Xiaomi 12T Pro】10万円超の強気な価格とSnapdragon 8+ Gen1、2億画素のカメラを採用したおサイフケータイ対応のXiaomi 12T Proが日本発売


年の瀬の12月8日、Xiaomi Japanから最新のSnapdragon 8+Gen1を採用したフラグシップスマートフォン、Xiaomi 12T Proが発表されました。グローバルでは10月10日に発売となっていた最上位モデルがようやく日本向けにも登場といったところ。日本向けモデルは最上位の12T Proのみで8GB RAM/128GBストレージモデルが109,800円から登場します。

なお、12T Proはソフトバンクからキャリアモデルも発売。ソフトバンク版は256GBストレージを採用しスマートフォンの中でも最大級のストレージでなんでも保存していけるのも魅力的。2億画素のカメラにSnapdragon 8+Gen1、そして120Wの超急速充電で19分での満充電を実現した充電性能で、常にフルパワーで全てをこなすことができるモデルです。

後述しますが前モデルのXiaomi 11T Proからのスペックアップ点は、主にSoC(CPU)とカメラ部分。この2点を最重要視するかしないか次第では、実質5万円台で購入できるXiaomi 11T Proを検討しても良いのかも。



Xiaomi 12T Proのスペック



・ディスプレイ: 6.7インチ 2712 x 1220・120HZ駆動
・CPU: Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1
・OS: MIUI 13 (Android 12ベース)
・RAM + ROM: 8GB RAM(LPDDR5)+128/256(UFS3.1)
・カメラ: 2億画素+800万画素+200万画素(バックカメラ)、2000万画素(フロントカメラ)
・指紋認証: 搭載(側面)
・Bluetooth: 5.2
・USB:Type-C
・バッテリー:5,000mAh・120W充電(最速19分で100%充電)
・重量:205g(本体のみ)
・大きさ:163.1mm*76mm*8.8mm
・Wi-Fi:Wi-Fi 6
・ネットワーク:デュアルSIM(nanoSIM+eSIM)
・5G:NSA + SA をサポート
5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28
4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42
3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
4x4 MIMO をサポート

ついにスマートフォンは2億画素へ。1/1.22インチセンサーによる高解像度写真撮影を実現



つい数年前に1億画素のカメラがAndroidスマートフォンに搭載されるようになり、時代の流れに驚いていた気がしますが、今度は2億画素のイメージセンサーを採用。1/1.22インチという大型センサーとさらに進化したコンピューター制御によりこれまでよりもさらに美しい写真撮影を可能としました。

2億画素のメインカメラには光学手ブレ補正も搭載し、これまで以上になめらかな動画撮影を実現。また、800万画素の120°超広角カメラと200万画素のマクロカメラも搭載しており、多様な撮影表現を可能としています。

     

また、2億画素を徹底的に活用するツールキットも採用。Xiaomi ProCutでは高度なAI処理によってあらゆる写真撮影時に最適な構図を認識することが可能に。インセンサーズーム機能によって、これまでの単なるデジタルズームに比べて写真のズーム時のシャープさやコントラスト比を改善したのもポイント。


大型センサーを活かして、暗闇での撮影能力も向上。1/1.22インチの大型センサーと光学式手ぶれ補正によってどんな暗闇であっても鮮やかに写真も動画も撮影できます。

ビデオ撮影は8K画質にも対応。DolbyAtmosでの録音にも対応するため、高画質で臨場感のある動画を簡単に撮影できるわけ。そして、Snapdragon 8+ Gen 1の高い処理能力によって動画も快適に編集でき、Xiaomi 12T Proの中で動画の撮影から編集までを一気に行うことができます。

6.7インチ・2712x1220・120Hz駆動のAMOLEDディスプレイ



ディスプレイ部は6.7インチのCrystalRes 有機EL(AMOLED)ディスプレイを採用。2,712×1,220の超高解像度はもちろんのこと120Hz駆動に対応。どんな映像であっても鮮やかに、そして滑らかに描き出します。680億色もの表示に対応した高精細で、そして美しい色表現を実現。明るさは4096段階で自動調整が可能で、Xiaomiのスマートフォンの中でもっとも「賢い」ディスプレイを実現しています。

スピーカーにはSOUND BY hrmman/karbonのデュアルスピーカーを採用。臨場感のあふれる音声再生を実現しているのもポイントです。

最高の性能を実現したSnapdragon 8+ Gen 1



Xiaomi 12T ProはQualcommのSnapdragonシリーズの最上位モデルであるSnapdragon 8+ Gen1を採用。どちらも非常に性能の高いSoCで驚異的な性能を実現。Snapdragon 8+ Gen 1は日本でも発表済みのASUS Zenfone 9やGalaxy Z Fold4等で搭載の最強SoC。



そんな高性能さを安全に維持するために、Xiaomi 12Tシリーズでは徹底した冷却システムを搭載。前世代と比較すると65%も大きくなったベイパーチャンバー(熱をヒートシンクに逃がすための熱伝導性を上げる技術)を搭載し、冷却性能を向上。加えて温度センサーを9箇所に配置し安全性も向上しています。


そしてXiaomiではおなじみになった120Wの急速充電も搭載。5,000mAhという大容量のバッテリーをわずか19分で満充電を完了させることができるため、まったく充電しないまま外出時の朝を迎えても、コーヒーを飲んでいる間に充電を完了できるほど。もうスマホの充電に悩まされることはありません。

ただ、19分間での満充電というのは実はそこまで珍しいものでも、革命的なものでもなく、前モデルにあたるXiaomi 11T Proは17分間での満充電を実現。しれっと前モデルよりも充電時間が長いのですが、そこは目をつむったほうが良さそうです。


ただ、Xiaomi 12T Proはバッテリーの性能に自信があるようで、バッテリー故障時の24ヶ月の無料バッテリー交換を提供。ただし、この「バッテリー故障」がどの状態を指しているのかが特に記載がなく、例えばバッテリーの劣化度合いが30%を超えたらなのか、などの指標が欲しいところ。まさかバッテリーが原因で起動しなくなることを指しているとなると、それは壊れないよね、という風になりますし。

おサイフケータイの標準搭載で、モバイルSuicaユーザーも安心



先代のXiaomi 11T Proに引き続き、最上位モデルであるXiaomi 12T Proでもおサイフケータイに対応。11T Proでおサイフケータイを毎日利用していますが、挙動や設定面での癖を感じる場面はなく快適に利用できており12T Proでも引き続き問題なく利用できるのかなと。

約11万円の強気の価格。個人的にはちょっとステイ



10月のグローバル版の時点で無印Xiaomi 12Tで約9万円だったことから、個人的に国内版の価格設定に一抹の不安を抱えていましたが、その通りの結果に。前モデルのXiaomi 11T Proが約7万円で購入できたのに対し、大幅な値上げとなる109,800円に。他メーカーのSnapdragon 8+Gen 1搭載モデルとあまり変わらない価格になってしまった感じ。

そして、大きくXiaomi 11T Proから変わった点を挙げると、SoCがパワーアップしたこと、カメラが2億画素になったことくらいで、他のバッテリー面やディスプレイ面は11T Proの段階で一定程度完成していたのかなと。現状Snapdragon 888のXiaomi 11T Proで満足している私としてはちょっと手が出しづらいかなとも。

乗り換えに関して躊躇するのはもちろんのこと、新規購入についても悩ましいところも。Xiaomi 11T Proが現状6万円台で、ポイント還元を考えると5万円台で余裕で買えることを踏まえると10万円のキャッシュを出してまで最新の12T Proが良いのかと言われると微妙。本当に最新じゃないと嫌だ、という方以外は11T Proを購入しても良いのかなと。ここは、読者の方の判断に委ねられたらと。

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