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【OPPO Pad Air】Amazonプライム・ビデオもHD画質で楽しめる。ミドルスペックながら動画やWEBブラウジングを大画面でどこでも手軽に楽しめるタブレット、OPPO Pad Airレビュー


先日OPPOより発売された、OPPOが初めて日本で放つタブレットOPPO Pad Airをオウガ・ジャパンさまよりお借りしたのでレビュー。1週間ほど自宅や旅行先で利用してみましたが、全体感としてミドルスペックながらよく出来た製品と感じています。本記事では、実際に様々な場所に持ち歩いたり、自宅で使い倒してみたりとOPPO Pad Airの実力を徹底的にレビューしていきます。

OPPO Pad AirはQualcomm Snapdragon 680を搭載したミドルレンジタブレット。4GB RAM・64GBストレージにmicroSDカード対応、10.3インチの2,000×1,200の高解像度ディスプレイを搭載しつつ、わずか6.9mmの薄さと440gの軽量さが魅力の製品。それでいなgら39,800円で販売中で、ポイント還元などを含めれば30,000円台前半で購入できる価格も魅力的な製品です。



OPPO Pad Airのスペック



  • ・OS:Android 12(ColorOS 12)
  • ・CPU:Qualcomm Snapdragon 680
  • ・RAM:4GB
  • ・ストレージ:64GB
  • ・液晶:10.3インチ 2000×1200(60Hz駆動)
  • ・スピーカー:クアッドスピーカー(Dolby Atmos対応)
  • ・カメラ:バックカメラ800万画素・インカメラ500万画素
  • ・バッテリー:7,100mAh
  • ・Bluetooth 5.1
  • ・WiFi: 802.11 a/b/g/n/ac
  • ・端子類:USB Type-C・microSD
  • ・重量:440g
  • ・大きさ:245.1 mm×154.8mm×6.9mm

高級感と手に持ったときに感じる軽量さが魅力


     

     

パッケージと本体は写真の通り。パッケージ自体はおそらくグローバルで共通で、本体写真と「Pad」の文字だけ、かつ、ブランド名すら記載がなく中華タブレットを彷彿とさせるデザイン。本体の他にはmicroSDカードスロット用のピンと説明書のみのシンプルな同梱品です。



前面のディスプレイは10.3インチ、2,000×1,200の2K解像度。IPSディスプレイの明るさや鮮やかさに関しては、AMOLED搭載製品と比べると若干の不満を感じる部分はあるにせよ、なかなかなもの。このディスプレイ性能に関しては後述します。

背面はOPPO Reno7 Aでも採用されたOPPO独自の背面加工技術、OPPO Glowを採用。砂丘をイメージしたというデザインとナイトグレー色が上質さを醸し出すアルミニウム合金製の頑丈な背面パネルが程よいコントラストを実現しています。この背面の素材は指紋の付着も軽減しており、汚れが付きづらいのも嬉しいポイントです。

   

     

側面の構造はシンプル。クアッドスピーカーは横向き利用時の左右にあたる短辺側に配置されており、横向きでの左側側面に電源キー、そして上部の左側にボリュームキーとスマートフォンと近い配置。USB Type-C端子は右側面、縦向きで利用する際には下に来るようになっており、基本的に横向きで利用することを想定している感じ。

背面には800万画素のバックカメラを搭載。ただし、これは絶望的に画質が悪く利用する意味はなさそうでした。本体重量は実測値で437g。公称の440gよりも軽く、片手で持ち上げたときにその軽さで一瞬困惑してしまうほど。持ち運びの際に苦になることが全くない重さは個人的には貴重でした。


OPPO Pad Airはベゼル幅を削ぎ落としたデザインを実現。より大型のタブレット(Lenovo Yoga Tab 13など)になるとさらにベゼル幅が狭まりますが、10インチ帯はどのメーカーもOPPO Pad Air並にはベゼルがある印象。このあたりは、現在供給されているディスプレイに依存するのかも。

ディスプレイの明るさは2048段階で調整可能。また輝度は360nitで、一昔前のスマートフォン程度の明るさという感じ。そもそもタブレットを直射日光下で使う、という場面があまり浮かびませんが、明るい場所では画面が暗く感じるかも。

他のスマートフォン・タブレットからのデータ移行も簡単



新しいタブレットやスマートフォンを購入した際に憂鬱になるのが、アプリやデータの移行作業。特にこういった製品を多くレビューする私などは慣れていても億劫に感じてしまうもの。ただし、OPPO Pad AirではColorOS 12とAndroid 12の機能を活かしてこのデータ移行作業の簡略化を実現していました。

     

     


まずはOPPO独自のUIであるColorOS 12でのセットアップが開始。Android標準のUIに比べて緑色系、かつ、白背景も明るすぎず優しい色使いが特徴。このセットアップ画面でまずは利用規約への同意やナビゲーションバーの利用の有無、Wi-Fiへの接続といった最低限のセットアップを行います。



ColorOS側でのセットアップが終わると次はAndroid OS側でのデータ移行メニューが登場。以前利用していたタブレットや、利用中のスマートフォンにUSB Type-Cケーブルで接続することで画像や動画といったデータや、各種アプリの設定を一気に移行可能。加えて、初回セットアップ時にこれまで使っていたアプリを一気にインストールすることも可能です。

今回は現在利用中のタブレットであるLenovo Yoga Tab 13(Yoga Pad Pro)のデータを移行。USB Type-Cケーブル経由でのデータ移行は10分ほどで完了し、大量のアプリのインストールも1時間ほどで完了。普段愛用しているNova Launcherの並び順まで移行してくれたため、同じホーム画面の構成ですぐに使い始めることができました。

性能はあくまでもミドルレンジ。コンテンツ観賞用としては優秀



プリインストールアプリは少なく、Google系のアプリに若干のOPPOのアプリが入っている程度。他のタブレットのデータをそのまま移行してしまったため確実には言えませんが、Netflixなどのサードパーティ製のアプリはほとんど入っていない印象でした。

とはいえ、前述のようにデータ移行をする方が多いと思われるため、プリインストールアプリを気にする必要は特になさそうかと。データ移行にはOPPOのColorOS側でも専用アプリを用意していますが、Android側で行えば十分という感じです。

    

Antutuベンチマークのスコアは24.3万点。もともとSnapdragon 680では「このくらい」と呼ばれていたのでその範囲内といった感じ。ベンチマーク中でも、本体はほのかに温かくなる程度で熱いと感じることはありませんでした。負荷をかけても安定して動作できる感じは、利用している上で安心感を感じます。

     

OPPO Pad AirはWi-Fi 5Ghz帯での接続に対応。ただし、Wi-Fi 6へは非対応で、インターネット接続はほどほどに高速という感じ。自宅の回線では200Mbpsほどで通信できたため、Amazonプライム・ビデオなどで動画をダウンロードする、という場合でも苦なくダウンロードできるはずです。



マルチメディアを楽しむ上では、OPPO Pad Airは最良の体験を実現。Amazonプライム・ビデオを始めとした各種ストリーミングサービスでのHD画質での動画再生に対応し、高画質な映像を簡単に楽しむことができます。

本製品のうりでもあるクアッドスピーカーの性能については、正直そこまで期待するほどでもないという感じ。薄型の筐体に搭載していることから、クアッドでも表現力に限界があり、あくまでもステレオサウンドがちゃんと流れる程度くらいの印象。低域の表現力はスマートフォンに毛が生えた程度です。

Dolby Atmos対応のため、Dolby Atmos形式で収録された映像を楽しむ際には本領を発揮。本体内にもDolby Atmosのサンプル動画が入っていますが、


OPPO Pad AirのWideVineセキュリティレベルはL1。これによってAmazonプライム・ビデオでも、Netflixでも高画質再生に対応します。なお、Amazonプライム・ビデオはHD画質までの対応で、1080Pでの再生には非対応でした。(Netflixは加入してないため未検証)

1080P再生に対応してないことから、OPPO Pad Airのディスプレイを最大限に活かしきれているわけではないものの、通常の画質とHD画質ではその画質差は一目瞭然な面も。ストリーミングサービスを楽しむことが多い、という方にとってはOPPO Pad AirのようなHD再生対応のデバイスはマストと言えます。



10インチタブレットの魅力は、検索や地図を見ている際の画面の広さと、それによる情報量の多さ。5:3のアスペクト比のため、縦に利用する際には縦長、横向きでは横長になるため、WEBページを縦向きで見たり、もしくは2アプリを左右に表示するという場合には便利。ただ、ちょっと横長すぎるため横向きでのWEBサイト閲覧には向かないという感じ。

ないものねだりにはなってしまいますが、個人的には4:3のディスプレイのほうがどちらの向きでも見やすいので嬉しいかもと思ったり。ただ、その場合は動画を見る際には足りない面もあるため、このあたりは好みで割り切って良さそうです。


OPPO Pad AirのRAMは4GB。最近のミドルレンジスマートフォン(OPPO Reno7 Aなど)が6GB RAMを採用していることを考えるとちょっと少なめ。SoCの性能なのかRAMの容量なのかは分かりませんが、例えばGoogle ChromeでWEBブラウジングをしながらTwitterも、のような使い方をするとだんだん動作が重くなってくる場面も。日常的な利用の中で重さを感じる部分があるため、ゲームなどにはもちろん不向き、という点は割り切る必要がありました。


どこでも気軽に使えるタブレットとして。マルチメディア中心に楽しめる製品


     
今回レビューしたOPPO Pad Air。個人的には自宅や移動中に使う大きな画面のサブ端末、として非常に優秀という印象でした。軽量なこともあり旅行中に持ち歩くカバンに入れておき、ちょっと大画面で調べ物をしたり、もしくはカメラから転送した写真を見たり、というのには最適。また、自宅でも、ホテルでもベッドに寝転がって調べ物や動画を見るのにも便利でした。性能的にも、また、その画面やスピーカーの特性的にも、マルチメディア中心に楽しむのが良さそうです。

現在OPPO Pad Airは各種通販サイトにて39,800円にて販売中。ただし、通販サイト独自のポイント還元などを組み合わせることで、実質価格は3万円台前半に抑えることも可能。ぜひ、自宅でも外出先でも、旅行の際にも、どこでも気軽に使えるマルチメディア端末としてOPPO Pad Airを買ってみると良さそうです。




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