レビュー

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他のWEBカメラを圧倒する4K画質と、自動で被写体を追尾するAI搭載。WEB会議のクオリティを一気に向上するOBSBOT Tiny 4Kレビュー


自宅で仕事を行うリモートワークが新型コロナ禍で当たり前になって久しいもの。銀行勤務の私あーるでさえも顧客とWEB会議を行うこともあり、営業職員、顧客ともに意識が変わってきたことを感じます。私事ではあるものの、最近は転職活動をしていましたが、その面接も基本的にフルリモートだったのも印象的。退勤後に駅にある個室ブースに飛び込んで面接、なんてことをしていました。

さて、オンライン会議でも、面接でも自分や相手の映像の品質が悪いとコミュニケーションが円滑に取れない、なんてこともあるのではないでしょうか。通信品質を良くするのはもちろん、カメラの品質が悪いと血色が悪く写ってしまいます。今回ご紹介するOBSBOT Tiny 4Kは、名前の通り4K画質に対応した超高画質なWEBカメラ。1/2.8インチのSONY製大型センサーを搭載し、明るく、鮮やかで高精細な映像を撮影できWEB会議などで表情をより豊かに伝えることができる製品です。



OBSBOT Tiny 4Kのスペック

  • サイズ:(マグネット台なし)89.5mm x 58mm x 58mm
  • 重量:(マグネット台なし)147g
  • 最大解像度:4K/30 fps、MJPEG、H264
  • 対応解像度:3840×2160、1920×1080、1280×720、960×540、640×360
  • デジタルズーム:4x
  • 視野角:86°広角
  • 使用時の可動範囲:パン:±150°、チルト:±45°
  • 最大動作速度:120°/秒

ジンバル搭載で自由な設置を可能に。三脚の利用も可能


  

  

パッケージと同梱物は写真の通り。本体の他に持ち運びを可能にするキャリングケース、USB Type-C to Cケーブル、Type-C to Type-Aアダプタ、電源用のUSBケーブル、マグネットクリップ、説明書が同梱。これまで購入したことのあるWEBカメラと比べてその多さに驚かされます。



本体はWEBカメラとしてはかなり独特な形状をしており、カメラ部分が上下左右に動かせるジンバルを搭載。手ブレ補正機能がついているわけではなく、後述するトラッキング機能を最大限に発揮するためのもの。

また、本体の前面にはAIカメラの状況を示すインジケーターランプも配置。ランプの光り方で顔認識や追跡の状況を確認することが可能です。




本体底部には三脚穴も配置。通常のカメラと同じ大きさになっているため、ミニ三脚を利用して机上に設置したり、通常の3脚を利用して部屋の全景を写す、という使い方も可能。


マグネットクリップをディスプレイにはめて、本体を磁気で固定することで他のWEBカメラと同じような形で設置できます。マグネットクリップには両面テープもついており、恒久的に設置する場合はそれを、ノートPCのディスプレイなど取り外しを前提とする場合でも、挟むだけで十分な強度で固定できました。


カメラの大きさを以前レビューしたeMeetのWEBカメラ、eMeet NOVAと比較すると一目瞭然。ジンバル部分によって本体が大きいのはもちろん、カメラ部分もセンサーサイズの違いもあって大きいのが分かりやすいかと。この大きなセンサーによって最大4Kの高解像度と他のWEBカメラに比べ、明るく、鮮やかな映像の撮影を可能にしています。


画質が良いWEBカメラは、自宅に常設するだけではもったいないかと。シェアオフィスなどを利用して出先でWEB会議/WEB面談をするという場合にも利用できると見栄えを良くできるはず。キャリングケースにケーブルとクリップ、本体を安全に収納することでどこにでも持ち運ぶことも可能です。

明るく鮮やかな映像で、表情も伝わりやすい。自動追尾も便利



今回はこのOBSBOT Tiny 4Kを自宅や外出先、主に駅にあるシェアオフィス等で利用。主に転職活動中の面接時に利用してみました。eMeet NOVAなどの他のWEBカメラに比べて違いを感じるのが、明るさと、コントラスト比の高さ。

OBSBOT Tiny 4Kでの画像(ZOOMより)

eMeet Novaでの画像(ZOOMより)

明るさ・コントラスト・鮮やかさの違いは上の写真で一目瞭然かと。一番利用されるであろうWEB会議ソフトであるZOOMでぼかし機能・eMeet Novaのみ暗所補正を入れた状態で撮影。細かいディテールも、手前の顔、背景の色温度もOBSBOT Tiny 4Kが圧勝でした。

   CoCoDeskにて撮影

通常のWEBカメラでWEB会議をする際、ライトを当てないと顔が暗くなり、当てると顔は明るくなるものの白っぽくなってしまったりと意外と思い通りの画質にならないことも。OBSBOT Tiny 4Kの場合、上の写真のようにレンタル会議ブースという環境であっても鮮やかに写すことが可能です。


専用ソフトウェアであるOBSBOT TinyCamを利用することで、AI追跡機能やジェスチャーでのズーム機能の利用設定が可能に。またフォーカスや顔認識についても調整可能。手動でジンバルの動作を設定することもできるため、定点カメラとして利用することもできます。


実際にジェスチャー機能などを利用している様子を撮影した映像がこちら。自動追従機能によって常にトラッキングしてくれるため、WEB会議中にちょっと体を動かしても問題ありません。個人的には、例えばお辞儀をしたような際にカメラが自動で追尾してくれることで、より相手に対しての臨場感もあるのではないかとも。


OBSBOT Tiny 4Kの商品説明では使い方として、俯瞰した構図でプレゼンにも最適な様子が提示されています。実際に、WEBカメラ越しに歩きながらプレゼンをする、ということは皆無だと思いますが、WEB会議でもダイナミックな動きができるというのは面白そう。日本ではまだ時代が追いついていませんが。

見やすい映像は相手への思いやりに。印象の良いWEB会議を実現



今回レビューしたWEBカメラ、OBSBOT Tiny 4K。1,000円台から購入でき、またノートPCであれば標準搭載していることの多いWEBカメラの中で約3万円という高価な商品で思わず購入を躊躇してしまう製品。とはいえ、リモートワークが当たり前になり、私のように転職活動でさえもWEBで完結するような時代にWEB会議で見やすく、かつ、印象の良くなる映像を撮れるのは思いやりと言っても過言ではないはず。

1/2.8インチの大型センサーによって明るく、鮮やかな映像を撮影でき、顔の動きに合わせて自動で追尾してくれることでより臨場感のある映像を送れるWEBカメラ。ぜひ、これからWEB会議を多くする、といった場合には手に入れてほしい製品です。



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