レビュー

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パウダースノーと長距離滑走の楽しめるダウンヒルコースが魅力の雫石スキー場!温泉も楽しめる雫石プリンスホテル宿泊記


2022年の2月も半ば。今年は東京でも2回も積雪するなど全国的に雪が多く降る年になっています。近年は雪が少なく全国のスキー場は雪不足に悩まされることが多かったのですが、今年は多すぎるほどの積雪でどのスキー場もベストなコンディションに。特に北日本や万座のような高所にあるスキー場では、十分すぎる積雪と降ったばかりのパウダースノーを楽しむ事が可能です。

今回は岩手県・雫石町にある雫石スキー場を訪問。また、併設の雫石プリンスホテルにも連泊して雫石のパウダースノーを満喫してきました。雫石スキー場は、1993年にアルペンスキー世界選手権も開催された名門スキー場。最長滑走距離は2,600mとダウンヒルコースを楽しむことが可能。盛岡駅から車で40分ほどで、東京から約3時間で到着できるのも魅力的。雫石プリンスホテル内の温泉も楽しむことが可能で、たっぷり滑って温泉で疲れを癒やしてホテルで休むことの可能なスノーリゾートです。



東京からのアクセスも意外と速い。3時間強で雫石へアクセス




東京から雫石スキー場を目指す場合、東北新幹線で盛岡まで向かい、盛岡駅から雫石プリンスホテルのシャトルバスを利用するのが最速。東京から盛岡までは2時間10分。そこからシャトルバスで約40分で雫石プリンスホテルに到着するため、約3時間で東京からアクセス可能。上越のスキー場に比べたらアクセスは劣るものの、志賀高原や万座に比べたらむしろ速いレベル。意外と雫石は東京から近いんです。

雫石プリンスホテル-ソファ付きの広い客室でゆったり。アーリーチェックインも可能



今回は雫石スキー場のそばに位置する雫石プリンスホテルに宿泊。雫石プリンスホテルは1990年に建設された9階建ての高層ホテル。プリンスホテルの中では新しい部類のホテルで、館内は全館暖房で一歩入ると暖かい空気なのが嬉しいところ。




今回は岩手山側のスタンダードツインルームに宿泊。22㎡の広々とした客室は、エキストラベッドとしても利用できるソファーも用意されており、思い思いにくつろぐことが可能。テーブルとチェアも別途用意されており、作業をする場合でも問題ありません。



洗面台は客室内に独立して設置されているタイプ。最近はあまり見かけない構造ですが、洗面台部分が広々としているため洗顔や、身支度の際には便利。浴室も広めの構造で、基本は温泉大浴場を利用するため使うことは少ないにせよ、部屋でお湯に浸かる際もリラックスできます。

ロープウェイとリフトを乗り継いで絶景のゲレンデへ



ロープウェイ山麓駅のラーメンあねっこ



雫石プリンスホテルを出てすぐの場所に雫石ロープウェイの山麓駅が位置。山麓駅には「ラーメンあねっこ」というラーメン店も営業しており、ロープウエイを待つ間にラーメンを食べることも可能。野菜たっぷりのあねっこみそラーメンで体を暖めてからゲレンデを目指すのも最高でした。

ロープウェイは朝方の時間は定員になり次第、日中時間帯は15分間隔で運行。車内はベンチが複数設けられており、多客時でなければ座って山頂駅まで移動できます。山頂駅までは約5分、1,000m弱を大パノラマを楽しみながら移動できます。なお、雫石ロープウェイは夜は天体観測向けに、また夏場も運行され年中楽しむことも可能です。

最長2.6kmのダウンヒルコースで一気に駆け下りる。名門ダウンヒルコース



サンシャインリフト(981m)

ロープウェイ山頂駅から、初級ロマンスリフト、サンシャインリフトを乗り継いでいくと、高倉山の頂上に到着。ここからダウンヒルコースを利用することで最長2.6kmの滑走が可能。2008年までは数百メートル上部まで雫石第一ゴンドラ(当時高低差日本一)が運行されており、ダウンヒル滑走後に一気に上まで上がることが可能でした。

現在はダウンヒルコースを一気に滑走した後は、高速リフト⇛パラダイスリフト(連絡ロマンス)⇛サンシャインリフトを乗り継ぐ必要があり、どう頑張っても20分は山頂までかかってしまうのが残念。今回雫石スキー場、プリンスホテルともにシンガポール政府投資公社(GIC)に売却し、運営はプリンスホテルが継続する事になりましたが、資本力のあるGICによってゴンドラの再整備などより魅力的なスキー場に向けた投資が行われることを祈るばかり。

ダウンヒルコース

クリスタルコース

ダウンヒルコース下部

雫石のコースはどれも上部は急斜面、中盤は緩斜面、そして下部でまた急斜面というコースが多く、ほどよい滑走感を楽しめます。降雪がある際は雪が圧雪後の斜面に積もることで、誰でもパウダースノーを楽しむことが可能。朝一に頂上を目指せばきれいな状態のゲレンデにシュプールを描いて滑っていく快感が味わえます。


    

Amazfit T-Rex Pro

2泊3日して滑った結果はこのような感じ。すべてAmazfitのスマートウォッチ、Amazfit T-Rex Proで記録しましたが、なんと3日間1度も充電せずに記録することができました。スキーを冬山で全力で楽しみたい方にはマストアイテムです。



  

  

朝から昼過ぎまでの数時間で26km滑ったときの記録がこんな感じ。あくまでも中級者のため、速度は最高でも50km/hですが、中級者であってもダウンヒルコースを一気に滑走する楽しさを味わえるのが魅力。あとは、ゴンドラが復活してくれたら言うことはありません。



プリンスホテル側へ山頂から戻る方法は、ロープウェイを使う方法と、パノラマゲレンデを利用して戻るルートの2通り。個人的には雫石の景色を眺めながら滑り降りてこれるパノラマコースがおすすめ。最後にプリンスホテルと岩手山の雄大な景色を横目に降りてくるのは一日の滑り納めにもふさわしいかと。全力でスキーを楽しむにはうってつけなコースなわけです。


スキー場での楽しみといえば、滑っている途中や滑り終わった後に楽しむゲレンデ飯。雫石スキー場内には先述したロープウェイ山麓駅の「ラーメンあねっこ」の他に、ロープウェイ山頂駅前の「レストランアリエスカ」、プリンスホテル2階の「プリンスルーム」の3箇所のレストランが利用可能。今回はアリエスカは利用せず、プリンスルームにてカレーを堪能。やっぱりホテルのカレーって選んじゃうものです。



雫石プリンスホテルに宿泊して通常の夕朝食付にすると、夕飯、朝食もこのプリンスルームでのバイキングに。夕飯のバイキングではじゃじゃ麺や冷麺といった盛岡の料理や全国の他のプリンスホテルの名物料理なども提供。朝食も和・洋食ともに種類が豊富で食べ飽きないのが魅力。また、別料金ではあるもののフレンチレストラン・こぶしで、コース料理を楽しむことも可能です。

宿泊者用ロッカーも用意。利便性の高さが嬉しいプリンスホテル



雫石プリンスホテル(公式サイトより)

スキーを目一杯楽しんだ後はプリンスホテル内の雫石高倉温泉に浸かり、広々とした部屋でお酒を嗜んでゆっくり就寝。朝は写真のような雪景色を朝焼けとともに楽しみながら、翌日の滑りや予定に向けてリフレッシュできます。

なお、雫石プリンスホテル内にある温泉、雫石高倉温泉は温泉遺産にも認定されている温泉。源泉かけ流しのナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、体がホカホカになり、また、肌もすべすべに。短時間であっても十二分に体を温められるため、滑り終えて帰路につく直前に浸かっても体が十分ホカホカになれるのが魅力的です。



プリンスホテルの1階には宿泊者専用のスキー・スノーボードロッカーが設置。各部屋の部屋番号と同じ番号のロッカーが割り当てられるため、利用時にわかりやすいのも嬉しいところ。なお、万座とは異なりチェックイン前は利用不可のため15時前からロッカーを利用したい場合は追加料金を払ってアーリーチェックインする必要があります。個人的には有料ロッカーを使うくらいならアーリーチェックインのほうがオススメです。

チェックアウト時も同じく利用不可となるため、雫石プリンスホテルの場合、アーリーチェックインとレイトチェックアウトを組み合わせて実際に出発する直前まで部屋を使える状態にしておくとベター。アーリーチェックイン、レイトチェックアウトも数千円で利用できるため負担感も少ないですしね。

今年はダウンヒルコースと、絶景、パウダースノーを楽しむ雫石へ



今回訪問した雫石プリンスホテルと雫石スキー場。かつてはアルペンスキーのワールドカップ、インターアルペンなどの世界的な大会が開かれた名門コースで、雪質も、また滑り応えのあるダウンヒルコースも、そして高倉山からの景色も楽しめる絶好のスキー場でした。首都圏から近い上越圏に比べて安価で、かつ、雪質もよく、空いていながら意外と簡単にアクセスできるのが雫石の魅力。

今年はぜひ岩手県・雫石まで足を運んで絶好の環境でスキーを楽しんでみてはいかがでしょう?また、もっと近場でパウダースノーを楽しめる万座も組み合わせて、空いていてソーシャルディスタンスも維持しながらウインタースポーツ三昧な冬、おすすめです。



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