レビュー

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部屋全体の地図を作成して強力な吸引掃除と水拭きを実現。一人暮らしの部屋掃除の手間を無くすロボット掃除機、NEATSVOR X620レビュー


新型コロナの感染拡大に伴い自宅で過ごすという場合も多いはず。そういったときに気になってくるのが部屋の清掃。一日のほとんどを自宅で過ごすという場合は、部屋の床がきれいな状態のほうが、作業効率も上がってくるもの。そんなときにほしいのがロボット掃除機。

当ブログでもこれまで地図作成+水拭き+自動ゴミ収集を備えたECOVACS DEEBOT N8+を始めとして高性能なロボット掃除機を数多くレビューしてきました。ただ、高性能モデルは値段が高いのも難点。今回は約1.9万円でありながらレーザーを使った地図作成、3000Paの強力な吸引力、水拭きに対応したロボット掃除機NEATSVOR X620をメーカーより提供していただいたのでレビュー。



明るい白色と、600mlと大容量のダストボックスが魅力





パッケージはクラフト地のシンプルなもの。中国企業らしく、表面に印字された「スマートライフをお楽しみください」という若干不自然な日本語が載っています。パッケージ内には本体に加えてブラシ、充電スタンド、ダストボックスと水拭き用の水タンクが同梱。また、ブラシとモップに関しては1つずつ交換用のものも入っており、長期間使う上でも安心です。交換用のブラシもAmazonで3,000円で販売中です。



メインの電源ボタンは本体側面に搭載。充電はスタンドを利用することも、電源ボタンの横にある端子を利用することも可能です。パッケージ自体が日本語にローカライズされていることからもわかるように、説明書も日本語版のみが同梱していて、必要なときにすぐに参照する事が可能です。


本体背面には掃除用のブラシが左右それぞれ1つと、吸込口にもゴミを取りこぼさない回転ブラシを配置。吸い込み能力は最大3,000Paと大きく、床に落ちているホコリや小さなゴミも確実に吸い込んでいけます。また、大口径のタイヤによってカーペットなどの段差も乗り越えて、部屋中を満遍なく掃除できるわけ。



本体は白色が映えるデザイン。若干艶のある仕上がりになっており、部屋のインテリアに馴染んでいけるおしゃれなデザインが魅力的。他社のロボット掃除機(左はECOVACS DEEBOT N8+)と比べてもサイズ感は大きく変化はありません。


本体の高さはDEEBOT N8+(左)に比べると若干高い程度。レーザーセンサー部が飛び出ている構造で、レーザー部を含めて最高部分で10cmほど。このため、棚の下やベッドの下にもスイスイ入っていくことが可能です。



レーザー部の手前に自動清掃ボタンと、充電ボタンが配置。NEATVOR X620をWi-Fi経由でインターネットに接続して利用するのが通常ですが、スマートフォンやネットワーク接続なしでも手動で動作させることが可能です。本体のセンサーを利用し、掃除終了時には自動で充電ドックに戻ってくるため、いちいち充電をする必要はありません。

掃除の様子もリアルタイムで確認できる高性能なスマートフォンアプリ



NEATSVOR X620をより高度に使っていく上で欠かせないのが、スマートフォンとの連携。連携には多くのメーカーが共同で利用しているスマートホームプラットフォーム、Tuya Smartを利用。セットアップにあたっては、Tuya Smart側で「QRコードのない製品」として接続待機モードにした状態で、ロボット掃除機の電源をONにすることで認識可能。


  

接続に成功するとTuya Smart上に追加成功との表示が登場。その後、自動的にソフトウェアアップデートの確認が行われて、機能改善に向けたアップデートが開始します。レビュー機のセットアップ後、複数回にわたってアップデートが提供されており、NEATSVORロボット掃除機の動作面のブラッシュアップが常に続いているのは嬉しいポイントです。


  

Tuya Smart上の製品のコントロール画面では、NEATSVOR X620の状況や、直近の清掃記録、そしてマッピング済みの部屋の地図が表示。私の場合自宅内にスマートコンセントも2つ設置しており、それとあわせて3つの機器をTuya Smart上で管理しています。

  

  

初回の清掃時に自動で部屋の地図を作成。地図の作成能力は高く、若干障害物があったとしても部屋の間取りをほぼ正確に測定し、ロボット掃除機がどこを掃除して、未清掃なのかを自動で認識可能。そのうえで、どこを清掃すべきなのか、もしくは水拭きが不可のエリアを指定するといったことも可能。また、エリア清掃機能も搭載しており、マップから清掃したいエリアや場所を選ぶことで、その場所だけを掃除できるのも魅力的。



実際にロボットが掃除をしている様子はアプリからリアルタイムで確認することが可能。NEATSVOR X620がどんなルートで掃除をしていて、どこまで進捗しているのかを自宅内ではもちろんのこと、外出先からでも確認できます。

  

NEATSVOR X620はアプリ上から掃除の予約をすることも可能。朝起きる時間に合わせて掃除をしたり、もしくは留守の時間帯に自動で掃除をしておきたい、という場合でも対応可能。タイマー毎に吸引力や、床掃除の回数(床全体を2回回ったり)を変更することも可能。柔軟なタイマーによって日々の掃除のルーティーンを高度に管理できます。

また、GoogleアシスタントやAmazon Alexaに接続し、声やスマートホームアプリの定形動作から掃除を開始することも可能。私の場合、毎朝自動で掃除を開始するように設定しているため、手動で掃除する必要というのはあまりないものの、ちょっと部屋で作業をしてホコリが気になる、といった場面では重宝します。

  

各ブラシやフィルターの状況についても確認可能。ただし、常に寿命0%、「残りの人生」という誤った日本語訳など、ちょっと不安な面もあるところ。今後日本語訳が改善されると嬉しいところ。

また、吸引の強さや音量、音声ガイドの言語は設定メニューから変更可能。日本向けのモデルの場合は、標準の音声ガイドは日本語で変更する必要はないものの、リセット時などには必要かも。

吸引力で部屋のゴミを一層。程よい水分量で確実な水拭きも



NEATSVOR X620の高い地図作成能力と、大容量のダストボックスを生かした吸引掃除、そして、水タンクを使った水拭き掃除によって、部屋全体を効率的に掃除していくことが可能。部屋の地図に沿って外周から内側にかけて徐々に掃除していくことで、部屋の隅々まで短時間で掃除することが可能なのは魅力的です。



NEATSVOR X620はカーペットの継ぎ目や、ちょっとした部屋の境目といった段差を乗り越えていくことも可能。キャスター椅子のためにカーペットを一部分で敷いているという場合でも、カーペットに乗っていって掃除していくことが可能。3,000Paの強力な吸引力で、目に見えないホコリも吸い込んでいくため、カーペット上も常に清潔に保つことが可能です。


一週間程度利用しただけでも、これだけの小さなゴミやホコリを収集。なかなか気合を入れて掃除機をかけられない一人暮らしでも、これだけゴミが床に溜まっていると考えたら考えものです。


NEATSVOR X620の水タンクは、吸引掃除時のダストボックスとの排他仕様。このため、水拭きを行う際には吸引掃除用のブラシは動作せず、純粋に水拭きのみを行っていく仕様。日替わりや、2,3日に一回毎にタンクを入れ替えて掃除をする、という運用が良さそうです。

水タンクの容量は350mlと大容量。モップへの水の供給量はアプリ上から調整可能で、モップ全体をほどよく湿らせながら部屋全体を掃除していくことが可能です。


ロボット掃除機によっては、モップへの吸水力がイマイチできちんと部屋を水拭きできず、乾拭きになってしまうことも。NEATSVOR X620の場合は、写真のように水拭きした部分が分かる程度に、それでいながら床全体が水浸しにならない程よいレベル感を実現しています。これで、吸引掃除では取り切れなかったホコリや、ちょっとした汚れも拭き取れるわけ。

一人暮らしだからこそ勝手に部屋掃除ができるロボット掃除機を



今回は34,000円と購入しやすい価格でありながら、レーザーを利用した部屋の地図の作成、3,000Paの強力な吸引力、そして大容量の水タンクを生かした水拭き掃除に対応したロボット掃除機NEATSVOR X620をご紹介。1週間程度でも予想以上にゴミが落ちている床を、毎日自動で徹底掃除してくれる本製品の魅力は十分伝わったかと。

ロボット掃除機は、複数の部屋がある一戸建てやマンションに適しているという風に思われがちですが、ワンルームの1人暮らしだからこそ常に部屋がきれいな状態を保てるというのも魅力。平日は仕事から帰ってきたら、ちょっと何かをして寝るだけで掃除は土日、という場合なかなか常日頃から掃除ができるわけではありません。その手間を無くして、さらに部屋が常にきれいな状態を保てるロボット掃除機は最高のソリューションなはず。


NEATSVOR X620は19,999円という価格で購入しやすく、それでいながら現代のロボット掃除機に求められる機能をすべて搭載した製品。掃除の手間を無くすことで、より休日の時間も自由に使えるようになれるロボット掃除機、ぜひ、導入してみてください。



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