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【OPPO Find X3 Pro】夜景も風景も、子猫だって最大5000万画素のカメラと、5倍の望遠レンズで思いのままに撮影。Snapdragon 888搭載のOPPO Find X3 Proレビュー


写真の画質を売りにするスマートフォンが数多く登場しており、高画質なカメラは当たり前な今日。低価格な製品でもなかなかな高画質での撮影が可能ですが、カメラの機能に力を入れた製品ならさらに美しい写真を楽しめます。今回は、そんなカメラの性能の高さが魅力のスマートフォン、OPPO Find X3 Proをレビュー。

OPPO Find X3 Proは、OPPOが放つフラグシップモデル。宇宙船をイメージしたスタイリッシュなデザインに、5,000万画素の高画質カメラにSnapdragon 888、256GBストレージ、12GB RAM、10億色の表示に対応した6.7インチAMOLEDディスプレイなど、マルチメディアを全力で楽しめる製品。常に最高のスペックを体感するには最高のモデルです。

※レビューにあたりメーカーより製品の貸与を受けています。




OPPO Find X3 Proのスペック

  • ・ディスプレイ: 6.7インチ 3216×1440・120HZ駆動
  • ・CPU: Qualcomm Snapdragon 888
  • ・OS: ColorOS 11 (Android 11ベース)
  • ・RAM + ROM: 12GB RAM(LPDDR5)+256GB(UFS3.1)
  • ・アウトカメラ: 5000万画素(広角)+5000万画素(超広角)+1300万画素(望遠)+300万画素(マクロ)
  • ・フロントカメラ:3200万画素
  • ・指紋認証: 搭載(画面内)
  • ・Bluetooth: 5.2
  • ・USB:Type-C
  • ・バッテリー:4500mAh・65W充電
  • ・重量:193g(本体のみ)
  • ・大きさ:163.6mm*74.0mm*8.26mm
  • ・Wi-Fi:2.4/5GHz 802.11 a/b/g/n/ac/ax
  • ・ネットワーク:
    2G: GSM, 850/900/1800/1900 MHz
    3G: UMTS (WCDMA) bands 1/2/4/5/6/8/194G: TD-LTE bands 34/38/39/40/41(194Mhz: 2496MHz—2690MHz)/42
    4G: LTE FDD bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
    4G+: TD-LTE: B38C/B39C/B40C/B41C/B42C/B40D/B41D
    4G+: LTE FDD: B1C/B3C/B7C/B1A+B3A/B1A+B3A+B5A/B1A+B5A/B3A+B5A/B1A+B8A/B3A+B8A/B1A+B3C/B3A+B41A/B8A+B41A/
    5G NR: n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n79

宇宙船を意識した、未来館あふれるデザインで所有欲をくすぐる




パッケージは表面にプラスチックを利用し、半透明なデザイン。OPPOの旗艦モデルに相応しい高級感のあるデザインを実現。裏側ではandroid採用であることを強調したラベルがプリント。ただ、本モデルはandroidをカスタマイズしたColor OSを採用しており、純粋なandroidとは言えません。




前面はすべての画面の縁をなくし、本体前面いっぱいに画面が広がるデザイン。ディスプレイは、120Hz駆動に対応した6.7インチ・3216×1440のAMOLEDディスプレイを採用。色域はNTSC100%で10億色の表現に対応。コントラスト比は500万:1と色鮮やかな画面描写を実現。また、AMOLEDの採用で、明るい場所でもディスプレイが見やすいのも特徴です。

背面は宇宙船をイメージした最先端の技術を用いたデザインを実現。特に他のスマートフォンではモジュールとしてデザインから浮いてしまうカメラ部分を、背面パネルと一体化。エレガントなデザインを実現しました。

カメラはソニーIMX766・5,000万画素センサーを採用した超広角レンズに、同じくIMX766採用で光学手ブレ補正にも対応した広角レンズ、300万画素のマクロレンズ、1300万画素で5倍のハイブリッド光学ズーム、20倍デジタルズームに対応した望遠レンズのクアッドカメラ構成。後述するように、鮮やかで、そして精細な写真の撮影が可能です。




充電端子にはUSB Type-Cを採用。右側面にボリュームキー、左側面に電源キーを配置したOPPO型のボタン配置。3.5mmステレオミニプラグなどは非搭載です。


SIMスロットは、下部側面に表裏にはめ込むタイプのものを搭載。nanoSIM×2に対応しており、スロット1、2ともに5G帯まで対応。DSDVに対応しており、2枚のSIMを同時に利用することが可能です。(KDDIのSIMは非対応)



同梱品は、最大65Wの充電を実現するSuper VOOC充電器と、専用のUSB Type-Cケーブル、ケースとUSB Type-C接続のイヤホンが付属。ケースは黒一色のタイプで、せっかくのデザインが隠れてしまう形。個人的には、ケースを利用するなら本体のデザインが見える透明なシリコンケースの方が良いかなと感じます。


指紋認証は画面内指紋認証センサーを採用。画面消灯時も本体を持ち上げると、上のような丸印がディスプレイに浮き上がり、すぐに認証→画面ONが可能。認証自体も1秒もかからないレベルで、ストレスなく認証することが可能でした。

Snapdragon 888で圧倒的なスピード。120Hzでヌルヌル動くディスプレイが嬉しい



OPPO Find X3 Proはそのデザインと、高画質なカメラが特徴的なモデル。ただ、それだけではなく、Qualcommの最上位級のプロセッサー、Snapdragon 888の採用や、12GB RAM(LPDDR5)に256GBストレージ(UFS 3.1)を搭載し純粋な「性能」面でも2021年発売のスマートフォンの中でダントツの実力派。

また、OSにはAndroidベースの独自UIであるColor OSを採用し、Android自体に備わっている機能と、OPPOの独自機能の良いとこ取りを目指しています。

  

  

セットアップはすべて日本語で迷うことなくサクサクと進めていけます。先日OPPO Reno5 Aのレビューでも紹介したのと同じ画面構成、内容のため詳細は割愛。詳しくはReno5 Aのレビューをご覧頂ければ。


  

レビュー時点で2021年9月配信のアップデートがダウンロード可能。9月のAndroidセキュリティパッチを統合するのに加えて、システム全般と、プリインストールアプリについても大幅な更新を包含。新旧システムの比較を行っていないため動作感の違いは不明ですが、予めアップデートしておきましょう。


デフォルトのランチャーでは、インストール済みのアプリのアイコンがすべてホーム画面に追加されていく形。プリインストールアプリはGoogle系のアプリと、OPPOの独自アプリが少しインストールされている程度で、シンプルな印象。サードパーティのランチャーでも、ジェスチャーも問題なく動作するため、純正ランチャーにこだわる必要はありません。

  

Antutuベンチマークでは、75万点という高得点を確保。Snapdragon 780G採用のXiaomi Mi11 Lite 5Gの46万点や、Snapdragon 870採用のAndroidタブレット、Lenovo Yoga Tab 13の69万点などと比較しても高く、CPU・GPU・RAMのどの項目でもストレスなく利用できる性能を確保できていることが分かります。

また、余裕あるスペックのおかげで本体の発熱も最小限に抑えられていることもポイント。ベンチマーク中の温度変化が上のスクリーンショットに記録されていますが、36℃まで本体温度が上昇したあとは徐々に減少。ベンチマーク後に本体を持っても、若干暖かさを感じる程度で、性能低下の原因となる発熱が抑えられていました。


一度使うと手放せない機能が、ディスプレイの描写速度を上げた120Hz駆動での画面表示。通常の60Hzでの利用時に比べ、120Hz駆動では2倍画面描写を行っているためスクロールや、画面遷移が滑らかに見えるのが特徴。

リフレッシュ・レートを高くした場合、ディスプレイの描写に対してスマートフォンのプロセッサーを2倍使うことになり、リソースを圧迫してしまいます。しかし、OPPO Find X3 Proの場合は、Snapdragon 888のパワーで押し切ってしまうことが可能。そのため、どれだけ120Hz駆動の状態で使い倒してもパワフルな動作を確保。リフレッシュ・レートを上げることで、発熱しやすくなったり、動作が重くなる安価なモデルにはおさらばです。

超広角レンズでも鮮やかで、精細な写真を実現。5000万画素のカメラが良い



OPPO Find X3 Proの最大の魅力は、広角カメラ・超広角カメラの両方で採用した、SONY IMX766・5,000万画素センサーを採用した高画質なカメラ。実際にFind X3 Proを持って様々な場面で写真を撮ってみましたが、どの場所でも鮮やかで、かつ、精細な写真を思い思いに撮影できました。

なお、写真は特別な説明がない場合はオートモード(HDRは自動でON)にて撮影。自然な明るさと色使いで、見たままを撮影できます。また、カメラの起動の待ち時間はほぼなく撮影したいと思ったタイミングですぐにシャッターを切れるのもグッド。Xiaomi Mi 11 Lite 5Gでは、カメラ起動の待ち時間でシャッターチャンスを逃すこともありましたが、本機ではそんなことは一切ありませんでした。

広角カメラ

超広角カメラ

超広角カメラ

まずは夕暮れ時の屋外の写真から。スマートフォンによっては、AIによる自動補正が強く入りすぎて空の青色や、夕焼けを不自然に強調してしまうこともありますが、Find X3 Proは自然な色使いを実現している印象。また、ダイナミックレンジを広く確保しており暗い場所についても潰れずに表現できている印象です。

5倍ズーム時

Find X3 Proのカメラは、5倍のハイブリッド光学ズームにも対応。実際に5倍ズームを利用した状態では、ただデジタルズームで拡大するのに比べて、粗さを抑えて、見やすい写真を撮影することが可能。ただ、ズームした感じがあるのも否めなく、日常的にキレイな写真として5倍ズームを多用できる、ということではなさそうです。

5倍ズーム利用


ズームを利用して撮影することが多いもので言えば、散歩中に見かける猫といった小動物があるかも。OPPO Find X3 ProのAIでの自動認識機能には、「子猫」もあり、どういった効果が加えられてるかは不明なものの、子猫に最適なモードでの写真撮影が可能でした。

超広角レンズ

広角レンズ

左:通常モード 右:ポートレートモード

晴れている状況でも、撮影品質は安定。同じ中国メーカーでもXiaomiは青と赤色をガッツリ強調するのに対し、OPPOの場合は味付けは薄め。見たままの曇り空という感じなのは、面白みは少ないものの、彩度をゴリゴリに上げておらず好感が持てます。

広角レンズで撮影することが多い人やモノにフォーカスを当てる、ポートレートモードもテスト。モデルがいなかったため、乗馬クラブの馬にモデルになってもらったのが右側の写真。クアッドカメラを活かして、被写体とカメラの距離を正確に把握することで、自然なボケ感を実現できており、人物を撮るポートレート時も活躍できそう。

マクロレンズ

もう一つOPPO Find X3 Proに搭載している特徴的なレンズといえば、300万画素のマクロカメラ。近接撮影をする場面というのは多くないものの、上のように馬の目元の毛の一つ一つまで映し出せる実力は魅力的。秋の紅葉の季節、葉っぱを撮ってみたりしても良いかも。



紅葉の京都の写真もいくつか。青空と紅葉は色のコントラストが良く、映える写真を撮りたいなら最適。Find X3 Proでは、上の写真では自動でHDRがONになり、青空は青く、紅葉は彩度を高い写真を簡単に撮影できました。





屋内の写真についても、いくつかシチュエーションを変えてテスト。外の光が入る場所と、そうでない場所でもかなり撮影したときの感触は違っていて、3枚目ではHDRも入った状態だったりと設定も変わっています。

若干色が薄い印象が否めないことと、色かぶり補正がうまく入っていないことで、暖色が消えてしまっている印象があるものの、かなりきれいに撮影できている印象です。


マクロカメラ


食事の写真も上のような感じ。OPPO Find X3 Proの場合、食事を撮影する場合は自動で「食事」モードにAIカメラが切り替わり、暖色を強調してくれより美味しそうな写真が撮影可能。ただ、若干撮影しづらかったのが、あまり食品に近づくと自動でマクロカメラになり画質が落ちてしまうところ。マクロカメラ→広角は切り替えボタンすらないため、強制的にマクロで撮ることになってしまいました。




夜景モードでの撮影も実施。撮影時に露出を変えた写真を同時に何枚か撮影し、それを合成するのが夜景モードの基本的な動作ですが、撮影から合成して写真を見れるようになるまでの時間も非常に短く、ストレスなく撮影できた印象。

写真の仕上がりとしては、若干白味が強く、全体的に彩度が薄くなっている印象、どうしても露出を上げると色が薄くなりがちではありますがもうちょっとAIを駆使して彩度を高めにして欲しかったかも。とはいえ、かなり暗い場所であっても、上のような明るい写真をスマートフォンで撮影できるのは嬉しいもの。

パワフルな性能と、きれいなカメラを持ち出そう。OPPO Find X3 Proで



今回レビューしたOPPO Find X3 Pro。その独特なデザインと高い性能によるストレスのない操作性はもちろんのこと、5,000万画素の広角レンズ+超広角レンズ、そしてマクロレンズに5倍ズームを可能とした望遠レンズを採用したクアッドカメラできれいな写真も簡単に撮影できる機種でした。

私はどこに出かけるにもカメラを持ち出さないと気がすまない性分ですが、OPPO Find X3 Proなら多彩な写真を簡単に撮影でき、また、夜景などカメラを超える写真表現ができるのも嬉しいところ。思い思いの写真表現を可能にする最強スマホ、OPPO Find X3 Pro、ぜひ購入してみては。




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