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【OPPO Enco Free2・Enco Budsレビュー】軽いフィット感とアクティブノイズキャンセリング搭載のOPPO Enco Free2とわずか8gの軽量さを実現したOPPO Enco Budsが登場。音質とフィット感をチェック


スマートフォンメーカーのOPPOから最新のワイヤレスイヤホン、OPPO Enco Free2とOPPO Enco Budsが発表。Enco Free2は耳の形状に合わせたアクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、個人に合わせた音質を実現するイヤホン。そしてEnco Budsは左右合わせて8gという軽量さでつけていることを感じさせない軽いフィット感を実現したモデル。今回はメーカーから製品をお借りしてレビューいたします。


OPPO Enco Free 2:42dBのノイズキャンセリングと低域も鳴らせる音質が魅力



まずはOPPOが満を持して登場させるハイエンドなワイヤレスイヤホン、OPPO Enco Free2。ユーザーの耳の構造やイヤーピースの装着状態を検知することで、ノイズキャンセリング効果を最適なように調整。最大42dBのノイズキャンセリングによって、どこにいても静かなリスニング環境を実現するというモデル。

音作りはDYNAUDIO社と共同開発し、OPPOの技術力とあわせてバランスの良い重低音と繊細な音域表現を実現したとのこと。また、OPPOのサウンドイコライザー技術を搭載し、専用アプリ上での聴力テストを行い耳の感度に応じて音質を最適化できるというモデル。



AAC対応のスマートフォンからならAAC接続も可能

早速先日購入したXiaomiのスマートフォン、Xiaomi Mi11 Lite 5Gに接続して装着感や音質、目玉機能であるアクティブノイズキャンセリングの性能を確認しました。Enco Free2はapt-Xは非対応なものの、AACでの再生に対応するためiPhoneでも、Androidスマホからも高音質での音楽伝送が可能なのもポイントでした。



一聴してみた感じは低域の表現の厚みがなかなか魅力的という感じ。カナル型でも本製品のようなハウジングが大きく、かつ、アンテナ部の大きい製品は比較的音質重視ではあるものの、本製品の音質は他のイヤホンに比べバランスも良く、音楽を聴かせてくれる製品でした。

 

アプリ上で簡易な聴力検査を行い、左右の耳の聞こえ具合に合わせて音質を調整する機能も魅力的。実際に私も最適化を試してみましたが、やっている内容は聴力検査そのもの。各周波数帯域で各4段階ほどの音を鳴らし、聞こえづらかった周波数帯域を強調することでよりバランスの良い音質を実現するというもの。

このパーソナライズ化は簡単に言えば、若干ダイナミックになるように実際に聴こえているであろう音から不足分をイコライジングしているだけ。とはいえ、アプリのイコライザー等で調整するよりも遥かに正確に、かつ、文字通り良い感じにイコライジングしてくれたのは驚き。

同じようにノイズキャンセリング機能も自動調整機能を搭載。ノイズキャンセリングのパーソナライズ化も上記の音質のパーソナライズ化と同じ理屈だと思いますが、想像以上に効果はある印象。特に低域のカットは優秀で電車のモーター音の低音を軽減してくれます。後述するように装着感に難がある場面あり、ぴったりフィットしたときとそうでないときとで遮音性が大きく異なりますが、ハマっているときは他のワイヤレスイヤホンと比べても高いノイズキャンセリング効果が期待できます。




装着感に関しては課題あり。私の場合何も耳につけていない状態で本製品を耳に入れるとかなりぐらつき、本体がどんどんずれていってしまうことが多く決して良好とは言えないフィット感でした。


ここまで装着感が悪い原因は、このノズル部分。当然イヤホンがフィットする際には、外耳で支えるわけですが、ここで耳の穴が大きく、かつ、周辺部分が下に広い場合はノズルが短い場合イヤーピースだけでは支えられず不安定になってしまうわけ。私の場合はマスクをつけて耳たぶが常時引っ張られている状態ではきれいに耳にフィット。耳たぶが大きい自覚のある方は要注意です。


なお、HeyMelody上にはイヤホンの装着感をテストするテスト機能も搭載。マスクの紐で強制的にイヤホンを安定させている状態では不安定になっていることはイヤホン側でも認識しているようで、イヤホンを調整するように表示が出ました、それならまず製品を調整してほしいところ。


同じように耳たぶの大きさから同様の形状のイヤホンなどで耳にフィットしなかったという方におすすめしたいのがコンプライのイヤーチップ。ワイヤレス用のComply TrueGrip TG-200をつけてみたところ遮音性が格段に向上。フィット感も素晴らしく、ノイズキャンセリングの性能を完璧に活かすことができます。基本的に、標準イヤーチップよりもComply前提で購入するならかなり良いかも。


片耳わずか4gの軽量さを実現したOPPO Enco Buds



もう一つ発売になったのが片耳わずか4gという軽量さを実現したワイヤレスイヤホン、OPPO Enco Buds。こちらはサウンドのパーソナライズ化やノイズキャンセル機能等は搭載していない代わりに小型化・軽量化を突き詰めたモデル。





上の写真のようにケースも本体も非常に小型サイズに仕上がっており、片耳4g、両耳で合計8gという軽量さを実現。Enco Free2とは異なりアンテナ部が飛び出ず、耳の中に収まるタイプの構造です。

音質はEnco Free2がパーソナライズ化して若干ドンシャリ程度なのに対してドンシャリ。解像度等もEnco Free2に比べて劣るためその分をドンシャリに持っていくことで音楽への没入感を高めようとしている感じ。


小型サイズなことと、Enco Free2に比べてノズルが長めなこともあり、Budsのフィット感はほどほど。ただ、同形状のイヤホン(Galaxy Buds ProやNoble Falconなど)と比べると小型さがネックになりまた耳が大きいとフィットしないことも。そんな場合はFree2と同様にComplyを使うと良い感じでした。


OPPOから登場した実力モデル。ぜひ、お試しください



今回はOPPOから登場した最新のワイヤレスイヤホン、OPPO Enco Free2とOPPO Enco Budsをレビュー。個人的には標準のイヤーチップではフィット感・遮音性ともにイマイチで残念なところもありましたが、Comply等を活用することで強力なノイズキャンセリングや、個人に最適化した音質を楽しめる実力モデルでした。

フィット感の問題があるため、付属のイヤーチップだけで使いたいという方には量販店での試聴をおすすめしますが、Complyなど前提であれば十分オススメできるモデル。ぜひ、お試し頂ければ幸いです。


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