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【ありがとう1000記事】ChinaRはついに1,000記事を達成!開設から6年間でガジェットもオーディオも変わったこと、そしてこれから


当ブログは2014年7月27日に最初の記事を公開してから、ブログ名の変更をしつつも更新を続けて開設から6年、累計PVは400万PV以上を記録するそれなりのガジェットブログとして多くの方に記事を読んでいただいていました。そして、本記事が記念すべき1,000記事目。もともと開設時は1,000本もの記事を更新し続ける事ができるとは思っておらず、これもひとえに読者の皆様のおかげだと感謝してもしきれません。

さて、本記事では1,000記事目を記念して当ブログのあゆみと、近時の当ブログやガジェットブログを取り巻く状況について振り返っていきます。なお、ブログ名を @xperiersさんの発案のChinaRに変更してからもう5年目でした。



中華ガジェットの情報が少なかった2014年開設当初


COLORFULはPCパーツメーカーとして特化

ChinaRが開設後最初に取り上げた中国・COLORFLYのE708 3G。現在はCOLORFLYはタブレット製品の製造・販売というよりは、SSDやRAM、マザーボードといったPCパーツとハイエンドDAPの開発・販売メーカーに転身(もともとそうでしたが)し、日本国内でも正規販売代理店が輸入販売を手掛けています。2014年~2015年頃の中華タブレットメーカーと言えば、原道・ONDA・COLORFLY・CHUWI・Teclastあたりが主流。今でも中華タブレットを作り続けているメーカーは最後の2つくらいですっかり主流なメーカーも入れ替わっていきました。


そんな2014年当時はまだまだAndroidタブレットの性能は低く、また、4G回線ではなく3G回線のみ対応という今では考えられない性能。Google Playストアで多くのアプリをダウンロードするためには、Root化をし端末情報をNexusに偽造しないといけなかったという時代でした。

当時は当ブログのように怪しい中華タブレットを紹介したり、改造方法を伝えるブログも少なく、多くの情報は2ちゃんねるか、海外のフォーラムを駆使してなんとか集める程度。改造がマストなのに、その情報が少なく同じ用に苦労したという方も多いのではないでしょうか。

当ブログでは前述のCOLORFLY E708 3Gを始め数種類の製品について改造方法や、Android OSをよりPC型に特化したOS、Remix OSのインストール方法などを解説。当時は多くのアクセスがそういった中華タブレットの改造についての情報を求めたものでした。



まだまだ有線イヤホンが主流。Android搭載のDAPや物理ホール搭載のDAPが人気


FiiO X3 2nd

URLの通り当ブログは「China+DAP」と中国製のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)について取り上げるためのブログとして解説。もともと価格.comの掲示板でFiiOの新製品についてフォーラムなどから仕入れた情報を日本語訳していたものをブログにしようと思ったのがきっかけでした。

開設当時は今では当たり前になっているAndroidベースのDAPはほとんど存在せず(COWON Z2やWalkmanの一部のみでした)、安価なハイエンドDAPはFiiO X3初代が登場した頃。FiiO X3 2ndのようなホイール搭載のモデルや、その後に登場するFiiO X5 3rdのようなAndroid搭載のDAPの登場が開設後にブームになっていきました。

もともとがFiiO製のDAPに特化したブログだったこともあり、FiiO製品に関してはかなりの数のレビューがあるのも特徴。ただ、気がつけばポータブルオーディオはワイヤレスが主流になり、DAP自体を持ち歩く必要も薄れたことから最後に買ったDAPはFiiO M6(2019年)、FiiO製品に広げてもイヤホンのワイヤレス化をするFiiO UTWS1が最後でした。



GearBest・Banggoodを始めとした中華通販サイトの台頭と軋轢


GearBestの親会社に対して破産申立が銀行からなされたという報道も

ちょうど当ブログが始まった2014年の終わり頃から、中国製のスマートフォンやタブレット、PCを販売する通販サイトの海外展開がスタート。日本のブログに対しても積極的にサンプルの提供を始め、当ブログもウィンタブの次にGearBestから端末提供を受けるブログとしてスマートウォッチからタブレット、PCまでありとあらゆる製品の提供を受けてレビューをするようになりました。

ただ、GearBestなどのサンプル戦略は提灯レビューの増加を招き、また、提供を受けるブログと受けないブログの間での軋轢を生むなどの弊害も生み出していったのも事実。2016年には深圳のGearBest本社に突撃し、当時の状況についてインタビューしたりしてきました。ちなみに、当時のGearBestの担当者はその後転職し、VANTOPでの勤務時には社長インタビューの橋渡しをしたり、今では更に別の会社で活躍中です。

当時から、そして今も増え続けているのがガジェットブログで一攫千金を目指す低レベルなブログ。この傾向の背景というのは色々とあるとは思いますが、TwitterやInstagramを始めとするSNSや、オンラインサロンの悪影響も多々あるのではないかと推測されます。また、ブログの記事を書くのに、製品などに対しての知識が必要とされなくなったのもひとつなのかも。



Root化もブートローダーアンロックも、有線接続も。さよなら、すべての面倒事


XiaomiのMIUIも日本語化

2014年のブログの開設から世の中はどんどん変わり、当時はHuaweiくらいしか日本上陸していなかった中華スマホも、OPPOも、Xiaomiも日本での正式販売がスタート。GearBestやBanggood、AliExpressか、赤札天国くらいでしか購入できなかったTeclastやCHUWI、CUBE(現・ALLDOCUBE)も日本で技適取得済みの製品がAmazonで直販されるような時代に。XiaomiのMIUIにさえも日本語が標準搭載されるようになり、MoreLocale 2すら使わないようになりました。中国専売品を買おうと思えば、京东が日本への発送に対応しメーカーから直接買えてしまうわけ。

オーディオに目を向ければ、Bluetooth接続の性能向上によって完全ワイヤレスイヤホンでもapt-X対応は当たり前、SONY WF-1000XM4のようにLDAC接続にも対応し有線接続並みの音質を手軽に楽しめるようになりました。外出時に音楽を楽しむ際のボトルネックはDAPのDACではなくイヤホン側のチップとコーデックに取って代わられたのです。そうなれば、もう有線接続を前提としたDAPすら不要に。多段重ねしてる人なんて、もうまったく見なくなりましたよね。

ここまで書けばお気づきのように、これまでオーディオブログやガジェットブログが存在していた意義とも言える改造や、DAPの性能に関しての記事は技術の進歩と日本へのローカライズの進展で不要になってしまったのです。Root化やブートローダーアンロック、有線接続での音質向上ーそんな面倒事はすべて解消、さよならしてしまいました。気がつくと当ブログの強みも消え去っていたわけです。


もっと実生活にあったガジェットを等身大で。旅行×ガジェットブログのChinaRに今後もご期待ください



前述したようにガジェット・オーディオブログを取り巻く環境は大きく変わってきました。特に最近は誰でもより簡単にガジェットブログを開設しレビューを投稿することができるようになったことで、ガジェットブログは玉石混淆という状態。開設から6年超、累計400万PVを迎え、1,000記事を達成したChinaRはそんな中もより実生活に即したレビュー記事を中心に皆様にお届けできればと思います。

また、従前から旅行記事にも力を入れ、旅行×ガジェットからももっと生活を豊かにするガジェットやオーディオ製品を紹介し、読者の皆様の生活に資するガジェットブログを目指していくのでぜひ今後ともお読みいただければ幸いです。


1,000記事達成を踏まえ、祝辞を頂きました。謹んでお礼申し上げます。


郭さん(中国)
ChinaRさんとは長いお付き合いをさせて頂きました、いつも綺麗の写真と正確な記述で製品の紹介を頂いて、ありがとうございました!今後も期待しています(^-^)/。
Gearbestから離れたもう三年経った、親会社の倒産は流石に惜しい事と思います、でもGEARBESTの運営グループは恐らく独立しており、今後もまた活躍できれば幸いです(´;ω;`)。


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