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【Xiaomi Redmi Note 10】AI搭載のクアッドカメラで鮮やかな写真撮影と、AnTuTu26万点の高性能が魅力。100ドル台で購入できるミドルスマホ、無印Xiaomi Redmi Note 10レビュー


一昔前は日常的にストレスなく使えるスマートフォンは、それなりの値段がするのが当たり前でした。しかし、今では低価格でも高画質なカメラと、サクサク動く高性能なCPU、そして大型の高精細ディスプレイを搭載したモデルが多く登場。先日ご紹介したUlefone Note P11もマクロレンズや最大4800万画素のメインカメラなど魅力的な性能を実現していました。

今回は日本市場でも精力的に新商品を投入しているXiaomiから登場したミドルクラススマートフォン、Xiaomi Redmi Note 10をBanggoodから提供していただいたのでレビュー。日本では兄貴分モデルのRedmi Note 10 Proがソフトバンクから販売中ですが、カメラやSoCの性能を少し落とし、さらにお手頃価格にした無印Redmi Note 10もかなり魅力的な製品でした。

Xiaomi Redmi Note 10は4800万画素のメインカメラを搭載したスマートフォン。SoCにはSnapdragon 678、RAMは4GB、ストレージは64GB/128GBを搭載し、AnTuTuベンチマークでは26万点と日常使いでは不便を感じない高性能さを実現したモデル。現在Banggoodでは179ドルで販売中です。



Xiaomi Redmi Note 10のスペック

液晶: 6.43inch 2400*1080
CPU: Qualcomm Snapdragon 678
OS: MIUI 12 (Android 11ベース)
RAM + ROM: 4GB/6GB RAM + 64/128GB ストレージ
カメラ: 4800万画素+800万画素(超広角)+200万画素(マイクロカメラ)+200万画素(深度センサー)、1300万画素(フロントカメラ)
指紋認証: 搭載
Bluetooth: 5.0
USB:USB Type-C
バッテリー:5000mAh(最大33W充電)
重量:181g(本体のみ)
大きさ:160.46mm × 74.5mm × 8.29mm
ネットワーク:
2G: GSM B2/3/5/8
3G: WCDMA B1/2/4/5/8
4G: LTE FDD B1/2/3/4/5/7/8/20
      LTE TDD B38/40/41(MHz 2535-2655)

すんなり手に入るサイズ感。ほどよく上質なデザインが魅力





パッケージのデザインは他のXiaomiの製品と大差ない印象。パッケージの中箱等も洗練されており、中華メーカーと比べるとXiaomiの安定した品質を感じます。付属品は本体の他にはUSB-ACアダプター、USBケーブル、シリコンケース、説明書で別途ケースを買わなくてもそのまま使い始められるのが嬉しいポイントです。


付属のACアダプターの最大出力は11.0V/3A=33W。通常のQuickCharge 3.0では最大18Wのため、約1.7倍ほどの出力があることに。33WのMi Turbo Charge適用時は0%から50%までの充電をわずか25分で可能としており、充電を忘れていたという場面でも気にせずに使えるようになっています。ただ、付属するアダプターはEUプラグのため、実使用ではQC 3.0の18W充電がデフォルトかも。





今回提供を受けたのは”Onyx Gray”'(オニキスグレー)のモデル。背面は綺羅びやかさを抑えながらも上質な仕上がりになっています。フロントカメラはパンチホール型で画面の占有を抑えているのも特徴。バックカメラはクアッドカメラをコンパクトに一箇所にまとめました。


本体の重量は181g。決して軽量というわけではないものの、本体の薄さと画面の大きさのおかげもあり、実際に手に持ってみると他の大型画面のモデルに比べて軽く感じました。






電源ボタンとボリュームキーは本体の右側面に配置。電源キーが指紋認証センサーを兼ねるタイプで、個人的には一番好みのセンサーの配置になっています。下部にUSB Type-C端子と3.5mmステレオミニジャック、スピーカーがついているベーシックな端子配置です。

SIMスロットはDSDV(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応のnanoSIM×2+microSD×1の仕様。ahamoを始めとする低価格・大容量の格安回線の登場でSIMの使い分けをする場面は減ったように感じるものの、microSDとnanoSIMをすべて同時に使えるのは嬉しいポイントでした。

日本語標準対応のMIUI 12で、他のスマホからの乗り換えも楽に



Xiaomi Redmi Note 10はグローバル版のMIUI 12を搭載。Xiaomiの日本への正式上陸に伴いグローバルロケールに日本語が追加され、グローバル版のMIUIには日本語のメニューが標準搭載されるようになりました。無印Redmi Note 10は日本未発売ですが、同様に日本語ですべて利用することができます。
 
 

  

MIUI 12でのRedmi Note 10のセットアップは上のように、日本語でセットアップを進めていくことが可能。MIUIのグローバル版のROMは、GMS(Google Mobile Services)に対応しているため、Mi IDなどのXiaomi独自の項目を除けばAndroid 11に設定は準拠します。

 

 

 


指紋認証センサーは本体の右側面に搭載しており、親指や人差し指で自然にロック解除ができるのが特徴。認証速度も十分早くストレスなく認証できるのは良い感じ。一時期画面内指紋認証が流行りましたが、個人的には側面センサーが一番使いやすい配置だと感じています。

 

Xiaomiは販売済みの製品のアップデートに対してもリソースをきちんと割いており、アップデートは頻繁に配信。現在レビューをしている時点で、12.0.10までアップデートがされています。ただし、Redmi Note 10向けに配信がスタートしているMIUI 12.5は現時点では未配信です。

 

標準ランチャーは上のような感じ。Xiaomi MIUIのオリジナル機能とGoogle系、その他のあぷりとして数種類のゲームとNetflixがプリインストールされていました。標準ブラウザはGoogle Chromeで、セットアップ時にGoogleアカウントを紐付けていれば標準で同期機能も利用可能です。


クイックランチャーはAndroid標準(AOSP)がMIUIのデザインに近くなり、結果として同じようなデザインに落ち着いています。MIUI12は機種によってベースのAndroidのバージョンが異なりますが、Redmi Note 10の場合は現在公開されている最新のAndroid 11がベースです。

不満を感じさせないAnTuTu 26万点超の性能。日常的なスマホユースはこれで完結



Xiaomi Redmi Note 10はSoCにミドルレンジのオクタコアプロセッサーであるSnapdragon 678を採用。今回のレビューモデルは4GB RAMに64GBストレージの製品で、単体で十分ブラウジングや、SNS、動画鑑賞、写真撮影を楽しむことができるモデルです。


ディスプレイは6.43インチの2400×1080解像度のAMOLED。明るい屋外でもくっきりと明るいディスプレイに仕上がっており、これからの季節でも難なく利用することが可能です。解像度の高さと明るさで、WEBブラウジングの際も小さい文字も読みやすいのもグッドでした。


画面の綺麗さ以外もRedmi Note 10で特筆するべきは購入可能な価格(100ドル台後半)に対しての性能の高さ。AnTuTuベンチマークでは26万点を記録しており、ミドルハイスマホレベルの性能を確保しています。Snapdragon 765G搭載のXiaomi Redmi K30 5Gで32万点で、それに近い性能を確保しているわけです。

私自身はゲームをしないため、ゲームプレイ時の動作性についてはコメントできませんが、カメラの起動やSNS、Google ChromeでのWEBブラウジングをする使い方では重さを感じる場面はない印象。Instagram等画像・動画中心のものでもサクサクとリールやストーリーを見ていけました。


6.43インチの大型ディスプレイで映像を楽しむといった場合に気になるのが、Amazonプライムビデオや、Netflix等の一部のストリーミングサービスでのHD画質対応の可否。Xiaomiのスマートフォンは本機も多分に漏れずWidevine LevelはL1であり、HDは非対応でした。

AIによる自動認識・補正による鮮やかな写真が魅力の最大4800万画素のカメラ



Xiaomi Redmi Note 10は4800万画素のメインカメラに800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラに200万画素の深度センサーを搭載したクアッドカメラ仕様。被写体の識別にAIを利用し、場面や被写体に応じて最適な設定で撮影が可能です。

 

 

 

写真の撮影モードはAIを利用したオートモードと、プロモード、深度センサーを用いてボケ味のある写真の撮影ができるポートレートモードを搭載。最大画素数である4800万画素での撮影は専用のモードが用意されており、撮影時にはAIなどは利用できない形です。

プロモードではシャッタースピードやISO、ホワイトバランス、絞り値の各項目をそれぞれ編集することが可能で、オートモードでは撮れない表現をしたい場合でも希望通りの撮影が可能です。

 

その他の撮影メニューは上のような感じ。項目はそこまで多いというわけではなく、また、RAWでの記録には非対応です。シャッターサウンドは設定画面ではオフにできるものの、日本のSIM装入時には自動的に鳴るようになっており、無音での撮影は不可能でした。

暖色補正で食事は美味しそうに撮影することが可能。暗所でも問題なし


ホテル日航成田にて

ホテル日航成田にて

オークラ千葉ホテルにて

東京ベイ潮見プリンスホテルにて

東京ベイ潮見プリンスホテルにて

スマートフォンのカメラで撮影する機会が多いものといえば、外食した際の食事。朝食の写真が中心ですが、どんなタイプのご飯も色鮮やかに撮影できているのがポイント。光源が日光だったり、白熱球だったりと様々な状況でも自然な明るさを維持して撮影することが可能でした。


デジタルズーム利用







標準レンズ・広角レンズの両方を交えながら屋外で撮影したのが上の写真。HDRを自動でオンになるように設定していたため、空と日陰が写っているような写真ではHDRが有効になっています。色に癖はあまりなく、HDRでは暗部を自然に持ち上げ、鮮やかに撮影できました。

ただ、食事の写真でも分かりますが、Redmi Note 10はソフトウェア側の補正でかなりシャープになるようになっており、そのノイズ感が若干気になるのが残念なところ。Xiaomiのスマートフォンは全体的にシャープ補正を強めにかける傾向があり、本製品も同様でした。





屋内の作例もいくつかご紹介。屋内で、かつ、外の光が入ってくるような場所では、基本的にHDRが有効となり上のように暗い場所も明るくなっています。屋内撮影時でも写真の画質が大きく落ちるということはなく、安定して撮影することができました。

低価格でありながら写真も性能も妥協しないモデル。179ドルです



今回レビューしたXiaomi Redmi Note 10は低価格でありながら、最大4800万画素のクアッドカメラに、6.43インチの色描写のきれいなAMOLEDディスプレイ、さらにAnTuTuベンチマークで26万点台を記録する性能の高さを兼ね備えたモデルでした。そんなRedmi Note 10は現在179ドルで販売中。メインとしても十二分に使え、サブとしては十分すぎる性能を持った本機はちょうどよい価格と性能を欲しいという場合には最適な製品です。


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