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【GMK NucBox】わずか144gでどこにでも持ち運べる小型Windows 10 PCでいつでも快適なマルチメディア環境を。4K出力もできる小型PC、GMK NucBoxレビュー


自宅や出先でいつもと同じPC環境を用意するというのは、意外と難しいもの。その一番の解決策がノートPCを持ち歩くことですが、どうしても重くて嵩張るのが難点。そんな中最近はホテルなどではHDMIケーブルをTVに繋ぐことでモニター代わりとして利用して、スティック型の小型PCを繋ぐことでモニターを外部化してしまうことも可能になってきました。

今回は手のひらサイズの超小型サイズながら、Intel Celeron J4125に8GB RAM、128GB SSDを搭載しパワフルな性能を実現した超小型PC、GMK NucBoxをGMKより提供していただいたのでレビュー。すでに当ブログでもレビューしているモバイルディスプレイGMK KD1(GMK Xpanel)と組み合わせて利用してみたり、プロジェクターやTVに繋いでマルチメディア観賞用に使ったりと活用の場の多い製品でした。現在Amazonをはじめとした通販で約2.4万円で販売中です。



GMK NucBoxのスペック


OS:Windows 10 Home
CPU:INtel Celeron J4125
RAM:8GB
ROM:128GB/256GB/512GB
バッテリー:なし
Bluetooth 4.2
WiFi: 802.11 ac/a/b/g/n
端子類:USB Type-C(充電用), USB Type-A×2,HDMI, microSD, 3.5mmステレオミニジャック
重量:144g(本体のみ・実測値)
大きさ:62*62*42mm

ギュッと手のひらサイズに必要な機能を凝縮した本体





パッケージはシンプルな黒のコンパクトな箱。パッケージのデザインは同時に発売になった4KディスプレイのGMK Xpanel(GMK KD1)と同じ系統に仕上がっています。同梱物は新風で、説明書(英語)とACアダプターのみ。ACアダプターは2A/12Vの24W出力です。





見ての通りコンパクトな本体には、必要最低限の端子類が用意。microSDスロットに、3.5mmステレオミニジャック、電源用のUSB Type-C、HDMI、USB Type-A×2とノートPC並の端子類が所狭しに配置。電源ボタンもかなり小さいボタンです。



手のひらに乗ってしまうほどの小ささの本体の重量はたった144g。一時期ブームになっていたTV BOX型PCと比べても非常に軽量に仕上がっています。スティック型のPCに比べると大きいものの、スティック型のような非力さはなく、USB Type-Aも搭載し「普通のPC」としてならこのGMK NucBoxのサイズ感はなかなかなもの。かばんに放り込むことも十分可能なレベルです。

小さいけれどパワフルな動作。SSD搭載でストレージも強力



HDMIケーブルでモニターに接続し、マウスとキーボードを別途接続して起動すればセットアップが開始。セットアップは通常のWindows 10のそれのため慣れていなくてもサクサク進めていけます。なお、スクリーンキーボードを駆使しマウスだけでセットアップを試みましたがMicrosoftアカウントへのログインがハードだったためおすすめできません。



実際にChromeと利用している拡張機能一式に、LibreOfficeなどをインストールしてブログの編集やWEBブラウジング、さらにはOfficeでの文章作成、自宅のTVの再生などをゴリゴリとテスト。接続先のディスプレイによっても動作の重さがだいぶ変わる印象で、自宅のウルトラワイドモニターに接続している際は重さを気にしないレベルの軽さ、同じくGMKから登場している4Kディスプレイ、GMK Xpanel(GMK KD1)に接続した場合、若干もっさり感があるような印象です。

Google Chromeを利用した印象としては、特にストレスなくサクサク動くという感じ。ウインドウを2つ表示させ、複数タブずつ開いてブログの編集をしたり、Tweetdeckを使うという感じでは他のPCと遜色ない動作を実現。LibreOfficeでの文章編集も同様のイメージ。




実際に利用している際のタスクマネージャーの様子が上の感じ。Chromeが大量のプロセスを立ち上げ、RAMをバカ食いしてもRAMには余裕があり動作には支障がない感じ。ただ、4Kディスプレイ接続時は、CPUを一定程度グラフィックに持っていかれるため、若干もっさり感があるのは前述の通り。日常的に利用する際は、フルHDくらいのディスプレイに繋ぐのが現実的かもしれません。



CrystalDissMarkとCINEBENCHのスコアは上の通り。SSDの接続はMVNEではなくただのSATAであるため速度はこのくらいかなというレベル。GMK NucBoxで超高速ストレージが求められる場面は特にない気もしますので、問題はなさそう。

CINEBENCHのスコアはかなり低め。Sincle Coreに至っては計測開始から数十分経過しても結果が出なかったためMulti Coreの結果のみを掲載。数値としてはCPUがCeleron J4125であることを考えれば妥当な水準。ゲームや動画編集をするためのPCではないわけですし。

プロジェクターに接続して、何でも再生できるTV BOXとして大活躍




できることは精々WEBブラウジングやOfficeでの文章編集、あとは動画再生くらい、というPCの使いみちは正直限られるのが事実。例えば、この製品をあちこちに持ち歩いて出先でTVやモバイルモニターに接続してオフィス環境を構築ーなんてことをするくらいならノートPCを持ち歩いたほうが遥かに生産性は上です。それこそXiaomi Mi Notebook Proなら画像編集もゴリゴリにできますし。

個人的にこのGMK NucBoxの活路として挙げたいのが、自宅のTVやプロジェクターとセットでメディアプレーヤーとして使う方法。結局TV BOXと使い方としては同じですが、NucBoxはスティック型の製品やAndroid搭載品に比べてパワーも、再生できるファイルの種類も拡張性も段違い。Windows 10の強力なメディア再生機能をフルで利用できます。





実際に自宅にあるプロジェクター、VIVIMAGE Explorer2に接続。VIVIMAGE Exploer2はフルHDの入力に対応したプロジェクター。HDMIケーブルで接続した状態で起動すればフルHDでの映像出力がスタート。上のようにプロジェクターで接続した状態でもGoogle ChromeでのWEBブラウジングも、オフィスでの作業も簡単に可能です。



ただプロジェクターからの動画再生であれば、プロジェクター本体のメディア再生機能や、VIVIMAGE Explorer2でも対応しているスマートフォンからのミラーリングでも事足りるはず。ただ、本体の再生機能では対応フォーマットに限りがあったり、ミラーリングはスマホのスペックに依存するほか、ストリーミングサービスには非対応だったりするのも事実。

GMK NucBoxから再生すれば純然たるWindows PCから出力できるため再生フォーマットの縛りは一切なく、ストリーミングサービスの動画出力も余裕。上のように法改正前にリッピングしたDVDのファイルをVLCで再生するなんてことも可能。ホームネットワーク内のNASから自由にプロジェクターで動画再生が可能になります。

私の場合はAmazon PrimeビデオをWindows 10アプリとしてインストールして再生したり、NASから再生したりする他、ピクセラのワイヤレスTVチューナーからTVを流したりと活躍中。ノートPCを接続するのに比べスペースも取らないこともあって、常設のプロジェクターとして最高の環境を手に入れられました。



どこでも使える作業環境としても、メディアプレーヤーとしても、活躍の場は広いのが魅力




今回レビューしたGMK NucBox。ただのミニPCとしてであれば正直なところ必要性が微妙な製品であるものの、Windows 10のAndroidや他のOSに比べて圧倒的に強力なメディア再生機能を利用することで、自宅でも外出先でも無敵のメディアサーバーとして利用できました。

4K環境であっても、フルHD環境であっても、はたまたプロジェクターに接続しても抜群に活躍できるGMK NucBox。ぜひ、自宅でも、旅先でも快適なマルチメディア環境を手に入れるのに試してみていただければ幸いです。GMK NucBoxはAmazonにて約2.4万円で販売中で、安価に購入できるのもグッドです。


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