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【新型コロナウイルス】発症から平熱まで10日以上も。新型コロナウイルス感染の実例レポートを振り返る


緊急事態宣言の発令からすでに約2ヶ月が経過しても、感染者数は横ばいを続ける新型コロナウイルス。連日の感染者数の報道に辟易している方も多い反面、自身の身近なところでも感染者が出てきて、いよいよと感じる場面もあるのではないでしょうか。かくいう私自身も、知り合いの職場で感染者が出て、「濃厚接触者の濃厚接触者」として1週間の自宅隔離を行っていました。

さて、今回は私あーるの知り合い(以下「A氏」)の夫婦でも感染例が発生。幸いにしてすでに快復していますが、発症時から快復に至るまでの記録を提供していただき、本記事にて再構成。実際に感染してしまった場合、どのような症状なのか、行政の対応は、そして何を予め準備しておくと良いのか、記録から振り返ります。



感染ルート不明の夫から家庭内感染へ。


ここからは提供していただいた手記を下に、発熱から検査といった当時の様子を振り返ります。

A夫・感染ルート不明。発熱後7日目入院、12日目退院。17日目嗅覚異常解消


まずは最初に感染が判明したA氏の夫の症状について振り返ります。なお、A氏の夫は喘息の基礎疾患がありました。

1日目:朝6時38.8℃。嗅覚異常に似た症状あったものの、昼には解消。下痢の症状あり。
発熱相談センター宛連絡するも、接触経歴なく検査対象外。休日診療の混雑を踏まえ、自宅で解熱剤を服用の上経過観察の指示。
2日目:朝へ熱。その後37℃~38.2℃。夜間に熱が上がる。
3日目:朝37.2℃。昼37.8℃。夕方37.7℃。夜36.6℃。深夜から嗅覚異常。
接触通知アプリCOCOAに12月26日付けの接触履歴あり。保健所宛連絡したところ、すぐに診察・PCR検査を実施。
4日目:朝37.5℃。夜37.7℃。嗅覚異常あり
5日目:朝37.2℃。14時38.7℃。
夜に受診した病院からPCR検査の陽性連絡
6日目:朝37.7℃。夕方37.4℃。朝から体調優れず。
喘息の基礎疾患に関して保健所からの聞き取り調査の架電あり。
7日目:朝38℃。体調急変。発熱相談センター→救急相談センター(#7119)→救急要請
搬送時点でSpO2は91まで悪化。
救急要請から搬送までは一時間半。

入院後はSpO2安定、肺炎なく発熱も治まったことで1月12日に退院。
嗅覚異常は1月17日頃まで継続。

喘息の基礎疾患持ちのため、診断当初は自宅療養となったものの入院することが保健所から指示。ただし、調整するとなってからも2日間にわたり受け入れ先が見つからず体調悪化に伴い7日目の救急搬送に至ったとのこと。

A氏:自宅療養。夫発症2日目から症状、5日目から発熱

※A氏の症状が出た夫発症2日目を1日目として記載しています。

1日目(夫2日目):夜間に咳・頭痛
2~3日目:咳のみ
4日目:朝平熱。11時ごろ38℃。その後発熱と解熱を繰り返す
咳なし。
5日目:朝36.8℃。夜37.4℃。解熱剤服用なし。
多少の痰の絡む咳あり。
味覚症状:だしの味が判別不明。たらこ雑炊に違和感。ミルクティーは普通。
PCR検査実施
6日目:35.8℃。夜37.5℃。
味覚症状改善。咳なし
7日目:朝36.7℃。その後38℃まで上がったり下がったり。
多少の咳と血痰があり、夜中は息苦しさと貧血症状。死ぬかと思うレベル。
8日目:朝36.8℃。午後37.4℃。
嗅覚異常あり。
アイスノンの使用を開始。
9日目:朝36.5℃。夜38.1℃。解熱剤ですぐに解熱。
痰の絡む咳増。温かい汁などで下痢をするように。
10日目:朝36.6℃。19時に37.9℃。
解熱剤が切れたためPL顆粒(総合感冒薬)を服用
11日目:朝35.9℃。夕方36℃
12日目:朝36.2℃。夕方36℃。嗅覚以上解消傾向。
13日目:朝夕平熱。咳は継続

1月頭は保健所業務が逼迫し、対応は基本なし


本人の特定に繋がる可能性があるため、具体的な市町村名は挙げずに当時の保健所などの指示についても振り返ります。

A氏の自宅はペットがいるため基本的に自宅での療養を考えていたとのこと。ただ、自宅療養に対しての物資などの支援は保健所からあるわけではなく、放置状態だったとのこと。親族が自宅前に物資を持ってきてくれたことで凌いだものの、頼れる身寄りがない場合は厳しかったとか。ネットスーパーに関しては、発熱で体調が悪いときにはなかなか難しかったとのこと。

また、解熱剤などは濃厚接触者として検査→診断の場合は診察を経由しないため薬が不足することにもなるとか。市販薬を購入しておくのも手ですが、新型コロナ時の市販薬に関しては複数の情報があり、注意が必要です。

接触確認アプリであるCOCOAに関しては、A氏については番号の発行などはなかったとのこと。そもそもAndroid版では通知すらされない不具合までもあり、運用にも保守にも問題がある状況が続いていると言えます。

感染防止のための取り組みと、万が一に対する備えを


今回はA氏とその夫の感染例の提供をもらい、実際に感染した場合の症状や保健所などの対応について記載しました。なお、編集の都合などから一部の内容について修正を行って記載をしています。

軽症例であっても症状はかなりつらい新型コロナウイルス、感染防止のために三密を避けるのはもちろん、外食をする場合でも会話時にはマスク、というように最大限の感染防止策をとるのが重要。個人的には、身近な人と密を避けて旅行をするのは経済的にも必要と考えていますが、そこは個人の判断にもよるのかと。

万が一感染してしまった場合にも、自宅療養の際に困らないように最低限のスポーツドリンクや、解熱剤、アイスノンなどを準備し、ネットスーパーをすぐに使えるようにしておくのも手かも。私も自宅隔離中には西友のネットスーパーのお世話になりましたが、一回使っておけば勝手がわかるかと。

最後に貴重な経験を提供していただいたA氏にお礼を申し上げます。



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