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【Xiaomi Redmi 9C】時代に合った99ドルの超低価格とトリプルカメラ、Helio G35プロセッサーを搭載したスマートフォン。Xiaomi Redmi 9Cレビュー


ドコモを皮切りに携帯電話各社から大容量かつ低価格な料金プランが発表され、2021年はこれまで以上に高品質な通信回線を低価格で楽しめるようになりそうです。また、携帯電話と通信プランの抱き合わせもこれまで以上に減っていき、スマートフォンについては自分の求める性能と価格から選んでいくのが当たり前に。SIMフリー市場も盛り上がっていくこと間違いなしです。

さて、今回はそんなSIMフリースマートフォンの中でも、特に安く、それでも普通に使えることで少しでも通信費・端末費を抑えたい方におすすめしたいモデル、Xiaomi Redmi 9CをBanggoodさまより提供していただいたのでレビュー。

Xiaomi Redmi 9CはXiaomiから登場している廉価モデル。MIUI 12(Android 10)を採用し、MediaTek Helio G35、2GB RAM、32GBストレージ、6.53インチHD+ディスプレイ、そしてAIトリプルカメラを採用した製品。RAM、ストレージ周りは弱いものの、十分すぎるカタログスペックを備えたモデル。価格は99ドルと昨今の高騰するスマートフォン市場に一石を投じる設定なのも魅力的です。

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Xiaomi Redmi 9Cのスペック

液晶: 6.53inch 1600×720
CPU: MediaTek Helio G35
OS: MIUI 12 (Android 10ベース)
RAM + ROM: 2GB/3GB RAM + 32/64GB ストレージ
カメラ: 1300万画素+200万画素+200万画素(バックカメラ)、500万画素(フロントカメラ)
指紋認証: 搭載
Bluetooth: 5.0
USB:microUSB
バッテリー:5000mAh
重量:197g(本体のみ)
大きさ:16.49×7.7×0.9 cm
ネットワーク:
2G: GSM B2/B3/B5/B8
3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8
4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20
      TDD-LTE B38/B40/B41(2535-2655MHz)

大画面と100g台の軽量さ、女性にも持ちやすいデザインが魅力





昨年2020年はスマートフォンを2台しか購入しておらず、最後はGalaxy S10、その前は同じくXiaomiのRedmi K30 5GのみでXiaomiのパッケージを見るのは久しぶり。Redmi 9Cは同じRedmiシリーズでも廉価モデルにあたるため、パッケージのデザインは本体の印刷のみと控えめ。


控えめなのは付属品も同様で本体の他にはクイックスタートガイドと保証書、AC to USB type-Aアダプター、そしてmicroUSBケーブルのみ。後述しますが本モデルは2020年に発売されたモデルでありながらmicroUSBを採用。コスト面でもわざわざmicroUSBを選択するメリットは減っている気もして謎ですがmicroUSBです。



デザインは今のスマートフォンのトレンド通りのしずく型の前面カメラ以外は全面ディスプレイの形状。廉価モデルでありながら最大限に画面を広くしているのが好感が持てます。背面はつや消しでストライプが入ったデザイン。プラスチックではあるものの安っぽさがあまりない仕上がりに。


カメラはトリプルカメラで1300万画素のメインカメラに200万画素のマクロカメラ、そして200万画素の深度センサーの構成。フラッシュもカメラと一緒にまとめることで四角形の中にコンパクトにカメラを配置しておりスッキリとした印象です。


SIMスロットはnanoSIM×2とmicroSDスロットがすべて独立。以前はnanoSIMとmicroSDの排他仕様が多かったものの、本モデルは独立しているため複数の回線を同時に使いつつ、microSDによる拡張の恩恵を受けることができます。





右側面には電源キーとボリュームキー。左側面は上述のmicroSD・nanoSIMスロット。上部には3.5mmステレオミニジャック、下部はmicroUSBとスピーカー、マイクが配置。廉価モデルなだけあってスピーカーはモノラル構成です。


背面には指紋認証センサーも搭載。99ドルという低価格な製品ではあるものの、指紋認証センサーの精度はXiaomiの品質を維持しており、認証速度は一瞬と表現して問題ないレベル。iPhoneユーザーからみると指紋認証センサーが背面というのは慣れづらいものではあるものの、画面のスペースを有効に活用しつつマスク装着下でも通常通り利用できる指紋認証の優位性は今後も揺るがないはず。



Redmi 9Cは廉価モデルではあるものの、画面のベゼルを抑えほぼベゼルレスに仕上がったデザイン。このため、6.53インチという大画面でありながら女性でも片手に収まるサイズを実現。196gと200gを切る軽量さもあり、最初に手に持ったときはその軽さに驚かされるほどででした。

日本語標準対応のAndroid 10ベースのMIUI 12で、意外とサクサク使える




Xiaomi Redmi 9CはAndroid 10ベースの独自UI、MIUI 12を搭載。中国国内モデルではないグローバルモデルでは、日本語を標準搭載しておりセットアップ段階から日本語化された状態で利用可能。日本販売されていないモデルでも日本語に対応しているのは大きな進歩で喜ばしいところ。



MIUIの標準UIはだんだんとAOSPに近づいてきており、本モデルではクイック設定ツール含めてAOSPに近いデザインになってきました。標準ドロワーの初期状態でGoogle ChromeやGmailといったGoogleのアプリケーションが表示されているのがグローバル版であることを感じさせます。




設定画面に関してもAOSPの標準に近い構成になっており、Androidの他のモデルからの乗り換えでも比較的とっつきやすくなっているのもグッド。


GoogleのGMSも標準で搭載しており、新型コロナウイルスの接触通知システムについても標準で対応。COCOAをインストールすることで日本でも接触通知システムを利用可能です。Googleアシスタントを筆頭にGoogleのサービス、アプリも最初から設定無しで利用できるのは安心です。




クイック設定ツールの設定項目は上の通り。システムアップデートも頻繁に配信されており、レビュー時点では2020年10月分のセキュリティアップデートが配信されていました。


GeekBenchのスコアは上の結果に。MediaTek Helio G35は一応オクタコアのSoCではあるものの性能面で厳しいところが浮き彫りになっている感じ。レベル感で言えばSnapdragon 430レベルでローエンドレベルの性能です。

実際に使っていると「案外使えるな」と思う感じ。もちろん日常的に利用しているGalaxy S10に比べれば圧倒的にもっさり感はあるものの、ゲームをしない身からすればそこまで気にならないレベル。ただ、RAMが2GBでChromeでタブをどんどん開いていくというのは厳しくなってきます。



シャープだけど見れる写真が撮れるカメラ。ポートレートモードも優秀




Xiaomi Redmi 9Cは1300万画素のメインカメラに200万画素のマクロレンズ、そして200万画素の深度センサーのトリプルカメラ構成。メインカメラはF2.2、視野角75.2°のレンズを搭載しています。今回は実際にRedmi 9Cを持って様々なシチュエーションで撮影。1万円のスマートフォンからは想像できない高品質な写真が撮影できました。





まずは快晴の屋外での写真から。基本的に4枚ともHDRがかかっており日差しが強い中でも白飛びせずに撮影できている印象。ソフトウェアの問題かもしれませんが、結構シャープな仕上がりになっているのはちょっと気になるところ。ただ、全体的によく撮れている印象です。





次は日陰だったり夕暮れ時の写真。1枚目について言えば暗部の表現が暗すぎる印象があったり、4枚目のように全体的に明るくなりすぎてしまったりと気になる部分はあるものの健闘している印象。


ポートレートモードの作例は1枚のみですが、1枚でもその実力は十分わかるレベル。深度センサーのおかげで髪の毛のぼかし方も自然な仕上がりになっています。これなら十分ポートレートモードも使えるはず。


食事の作例も1枚だけですが、こういった低価格のスマートフォンで弱いことの多い暖色表現に関しても及第点を上げられる実力を発揮。これなら食事の写真も安心して撮影可能です。もう一つカメラを利用していて好感が持てたのがシャッター音。「チャキ」と小さい音で全く気にならないレベルだったので、外出先のレストランなどでも安心して使えます。

カメラも使えて、最低限の性能も確保。時代に合った格安スマホRedmi 9C



今回レビューしたXiaomi Redmi 9C、99ドルとほぼ1万円という価格から考えれば圧倒的な使いやすい性能とカメラの性能を両立させたモデルでした。実はレビュー当初は私が利用していたものの、
iPhone SE(初代)自体がかなり古いモデルで動作に限界が来ていたこともあり、Redmi 9Cのスペックでも特に気にならなかったようで、徐々に使いこなしていけていました。Redmi 9Cなら一括で購入しても1万円と初期投資も少なく、通信回線について安く済ませたいというニーズにも応えられる実力を持った製品とも言えそうです。






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