レビュー

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【STAX SR-L500 MK2】低域の表現力が格段に向上。圧倒的音場表現、解像度、装着感をたった7万円で実現。STAX SR-L500MK2レビュー


いよいよ日本でも新型コロナウイルスについて緊急事態宣言が出され、一層の外出自粛が求められる今日このごろ。当ブログではこれまで原因不明の高熱に苦しめられたりプロジェクターを自宅に設置してホームシアターを楽しんでいました。ただ、映像を見るというのも意外と体力を使うもの。最後家でリラックスするのは良い音で好きな音楽を聴くことではないでしょうか。

そんな中、先週私の持っていたSTAXのイヤースピーカー、STAX SR-207のケーブルが断線。2015年にSRS-2170のセットで購入してから断線は3回目。1回あたり1.5万円もの修理代を払って直していましたが、5年目にもなるため買い替えを決意。SR-207の上位モデルとなるSR-L500 MK2を今回購入しました。

STAX SR-L500 MK2はSTAXが展開する静電型のイヤースピーカーシリーズのミドルモデル。STAXでは初めてリケーブル構造を採用し将来的な高品位ケーブルへの対応や、不意の断線に対するメンテナンス性を向上。ケース・ホルダーはプラスチックからカーブをもたせたアルミ製に変更しフィット感の向上を実現。発音ユニットは新開発のステンレス製電極を採用するなど、ミドルレンジモデルながら気合の入った一品。75,000円(税込)で各販売店から購入可能です。

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着脱式ケーブルに密着度の高いハウジング部と、進化を感じるデザイン




今回購入したのはSTAXのイヤースピーカー、SR-L500 MK2。本記事を読んでSTAXのイヤースピーカーを検討する方には残念なことに、STAXのヘッドフォンは専用のアンプがないと音を鳴らすことも不可能。今回はあくまでヘッドフォンのみのため、専用のアンプを買う場合は単独のSRM-353X(77,000円)か、アンプとヘッドフォンのセットのSRS-3100(65,000円)を購入する必要があります。





パッケージの中身は専用のケーブル(Hi-FC採用)と本体のみとシンプル。デザインはSTAXのミドルシリーズまでの長方形の大きく、そして重いデザインそのまま。特に旧モデルと比較しても変化はないように感じます。





ただ、よく見てみるとこれまでのSTAXのイヤースピーカーから大きく進化したポイントが確認可能。ヘッドバンド部分(STAXではアークの一部)がプラスチックからアルミに代わり、イヤーパット部分も直線のアークから若干カーブのあるデザインに変更。これによって耳への接着面に角度をつけられるようになり、耳への密着感が旧モデルに比べて大幅に向上しました。

ケーブルも着脱式になったのは重要なポイント。2チャンネルともそれぞれバランス接続で、さらにアース線もついたケーブルは健在のまま着脱式を実現しました。ケーブルの線材も日立金属のHiFCにパワーアップし、伝送特性の向上だけでなく取り回しも向上したのも特徴。



今回断線&買い替えにより戦線離脱をするSR-207(右)と比較。SR-L500 MK2(左)はデザインはほとんど変わらないものの、アークがアルミになったことでより耳に付きやすいデザインになったり、ケーブルの芯材が変わったことで太くなったのもポイントです。でも、取り回しはしやすいのが良いですね。

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早速耳に装着。装着する際の密着度の向上は触れたとおりですが、もうひとつヘッドパッドの位置調整部分がクリック式になったのも今回の変更点。頭の大きさに合わせて調整して固定できるため、長時間聴く際も負担が軽減されます。

装着感は旧モデルに比べてすぐに分かるレベルで違い、前モデルではどうしても生じてしまっていた隙間がなくなった感じ。特に装着感によって大きく音質が変わるということはないものの、ピッタリのほうが耳にも頭部への負担も少なくなって、ずっと付けていられました。

低域の表現力が向上。もう他には行けない集大成の音がありました。



さっそく自宅のオーディオシステムに接続してその音を体感。ついにハイレゾ配信が始まった松任谷由実のLOVE WARSや、SuaraのSpecial Place Recording -Suara at 求道会館-を聴いてみるともう一目瞭然、いや「一聴瞭然」といったレベルの違いを感じます。

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他のメーカー製のヘッドフォンと比較するのがおこがましいくらいの解像度、各音域の伸び、音場、すべてが最高のクオリティで耳に流れ込んでくるわけ。原音に忠実だけど、聴かせてくるという不思議なバランスを取ってくるのがSTAXの魅力です。

SR-207と比較すると、低域の厚みが増しているのもポイント。LOVE WARSも最高でしたが、求道会館はグランドピアノの響きの表現が筆舌し難いほど。もちろん、ハイティンクの田園を聴いてみたりしても、その表現力に驚かされるもの。録音の質が高い音源であれば、空間表現から各楽器の音まで捉えられる唯一無二の存在といえます。

自宅で音楽を聴く贅沢。引き篭もり生活をよりエンジョイするなら良い音で



今回レビューしたSR-L500 MK2、価格は7.5万円となかなか購入するにはハードルが高い製品でしたが、これまでのエントリーSTAXセットからついにアップグレードを果たし日々の音楽鑑賞がさらに楽しくなる一品でした。

当分は基本的に家に引き篭もる生活が続くこのご時世。浮いてしまった旅行代を音楽に費やしてみて、自宅での楽しみを増やしてみるというのは良いのではないでしょうか?STAXのイヤースピーカーは今回のミドルモデルだけでなく、6万円台でアンプもセットのSRS-3100もあり比較的購入しやすいものも用意。ぜひ、STAXサウンドをお試しいただければ幸いです。

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