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【FiiO LC-BT2・FH1s】FiiO冬の新商品発表会続報!LDAC対応のBluetoothネックバンドケーブルLC-BT2に、最新イヤホンFiiO FH1sも登場


2019年12月28日に行われたFiiOの新製品発表会。メインで登場した最新・フラグシップモデルとなるDAP、FiiO M15に関しては既出の通り。本記事ではさらに2つ発表となった新商品、FiiO LC-BT2とFiiO FH1sを紹介。ワイヤレスで高音質を楽しむのが当たり前の時代だからこその製品で、FiiOだけで音楽再生の上流から下流までをすべて網羅してしまうレベルに。ぜひ、本記事でチェックしてみてください。


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LDAC対応のBluetoothネックバンド型ケーブル、FiiO LC-BT2




まず最初に登場したのは、ネックバンド型のBluetoothケーブル、FiiO LC-BT2。本ブログでもレビューしたことのあるBluetoothケーブルFiiO RC-BTから対応コーデックが増えてパワーアップしたのが本モデル。LC-BT2ではLDACやapt-X HDにも対応。DAC部もパワーアップさせた製品。

RC-BTはケーブル型でしたが本モデルはネックバンドタイプに変更。若干重くなることと、「身につけている」という感覚が気になる場合もありそうですが、コントロール部が大きくなったり、バッテリーの大容量化がされ、総合的な使い勝手は向上したわけ。

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Bluetoothのレシーバー部のチップセットは、SONYのワイヤレスヘッドホン、WH-1000XM3や、FiiOのヘッドホンFiiO EH3-NCにも搭載されているQualcomm CSR8675を採用。LDACを始め、AAC、apt-X HD、apt-X LLなど幅広いコーデックに対応。コントロール部のインジケータの色でどのコーデックで接続しているかも確認可能なのもグッドです。


いくらBluetoothチップセットが良いものを使っていてもDAC部で手を抜いていたら意味がありません。FiiO LC-BT2では旭化成のAK4331を採用。低い歪み率と、23mW@32Ωの出力を実現しました。


バッテリー持ちの良さは特筆すべきところ。スタンバイは350時間、連続再生時間は24時間となっており、旅行に持っていっても使い切るか怪しいレベル。通勤通学なら1週間充電しなくても大丈夫そうです。




Bluetoothネックバンドなのでマイクも搭載。マイクからの入力にはCVC8.0のノイズキャンセリング機能も搭載し、通話の際にもクリアな音声入力を実現。また、Googleアシスタントを始めとする各種アシスタントへの切り替えもボタンひとつでできるなど使い勝手も意識してたり。




イコライザー機能も搭載しており、調整はFiiO Musicアプリから可能。イヤホン・ヘッドホンの調整も、DAPのコントロールもすべてFiiO Musicアプリからできるわけ。

イヤホンとの接続部はMMCXと2ピンの2種類を用意。このあたりはRC-BTと同じような感じで変更はなし。また、レザー製のキャリングケースが付属するため、持ち運び時にネックバンドの損傷に不安になることもなし。


ここまでがLDACにも対応するBluetoothネックバンドケーブル、FiiO LC-BT2。スペック面でも使い勝手でもパワーアップしたBluetoothケーブルで、個人的にはかなりアドなイメージ。販売価格に関しては特に発表されていませんが、FiiOらしい安価な価格で購入できるのではないかと期待が高まります。

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低価格でも妥協しないハイブリッドイヤホン、FiiO FH1s




次に登場したのは低価格帯のイヤホン、FiiO FH1s。FiiOからすでに登場しているハイブリッドイヤホン、FH1からアップデートされた製品という位置づけ。なお、FiiO FH1は登場後、FiiOのオンライン専売のサブブランドJadeAudioで大幅に改良したJadeAudio EA3になり、そのEA3のマイナーチェンジ版がFH1sという形。FiiOからスタートして、結局FiiOに戻ってきた製品です。


FH1sではJadeAudio EA3からデザインをブラッシュアップ。パープルとブラックの2色展開とし、ハウジング部のプレートも美しくなりました。



ドライバー部は1BA+1DDのハイブリッド構成。ダイナミックドライバーは13.6mmの大口径ドライバーを採用。BAドライバーはKnowles 33518を採用しています。


FiiO FH1(初代)からEA3、FH1s(本製品)での周波数特性のグラフも登場。そもそも初代FH1から大きく異なるのは当然であるものの、中低域のチューニングがFH1sとEA3でも異なるのが特徴。EA3は全体的に厚みをもたせていますが、FH1sは中域を抑えてるよう。なお、EA3は実は購入しており現在日本に輸送中。届き次第レビューを行う予定です。



ここまででFiiO FH1sのポイントをおさらい。13.6mmの大口径ダイナミックドライバーを採用し、BAドライバーにはKnowles 33518を採用したFH1s。ベースモデルのJadeAudio EA3からはサウンドチューブやダイナミックドライバーの素材の変更など素材レベルでのアップグレードが施されています。こちらもFiiO LC-BT2と同様価格は未定。ただ、JadeAudio EA3が30ドル台だったため、かなり価格面では期待できそうです。

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FiiOのBluetooth対応製品ラインナップは必見。完全ワイヤレスイヤホン、FW1とFW5も2020年3月に登場予定



もともと低価格のポータブルアンプを販売していたFiiOでしたが、あれよあれよと言う間にDAPからDAC、アンプ、イヤホン、ヘッドホンまでを手掛けるポータブルオーディオの総合サプライヤーに。そんなFiiOの次回作として完全ワイヤレスイヤホンも登場予定。FW1とFW5が2020年3月にリリース予定とのことで、期待が高まります。





発表会の最後にはBluetoothのレシーバーとして動作できる機器たちも一挙紹介。JadeAudio名義ですでに登場している完全ワイヤレスイヤホン、JadeAudio EW1や、LDACにも対応しアクティブノイズキャンセリングを搭載したヘッドホンFiiO EH3 NCといったイヤホン/ヘッドフォン。さらに今回登場したLC-BT2や当ブログでもレビュー済みのBluetoothケーブルRC-BT、今年登場した完全ワイヤレス型のアダプターUTWS1。BTR3を始めとするBluetoothレシーバーに、レシーバーとしても利用可能なDAP、FiiO MシリーズというようにBluetoothの受信側としても活躍する機器はどんどん増加。

ぜひ、今回発表のFiiO M15、FiiO LC-BT2、FiiO FH1sだけでなく、他の魅力的なFiiO製品にも興味を持っていただければ幸いです。また、どんどんポータブルオーディオで足りない部分を埋め尽くしていくFiiOにも期待したいところ。


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