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【秋のヘッドフォン祭2019】デジタル時代は完全ワイヤレス×ノイズキャンセリング。世界初オープン型でアクティブノイズキャンセリング搭載のHUAWEIブースと七福神商事ブースレポート


先週末に開催された秋のヘッドホン祭2019。前回のレポートではFiiOをはじめ多くのメーカーの代理店を手掛けるエミライのブースから、FiiOの最新DAP、FiiO M11 ProとNoble Audioから登場した完全ワイヤレスイヤホンFalconをご紹介。今回は新進気鋭のメーカーが集まる七福神商事のブースと、前回の春のヘッドフォン祭に引き続き出展したHuaweiのブースのレポートをお届けします。

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手元のイヤホンを完全ワイヤレス化。Optimization ElementsのWS-1




まず最初は中国の新興メーカーたちがこぞって出展する七福神商事のブースから。前回は中国FIDEUのFIDUE Artemisというガチガチな有線接続のハイブリッドイヤホンを紹介しましたが、今回はワイヤレスなモデルを。イヤホンを真・無線化にと謳うのは、Optimization ElementsのWS-1。

Optimization Elements WS-1はケーブル着脱式のイヤホンに取り付けワイヤレス化するアダプター。イヤホンをワイヤレス化する製品だと、FiiOのRC-BTやapt-X HDにも対応したKZ HD Bluetooth Upgrade Cableがありますが、どちらも有線型のBluetoothイヤホンにする製品。本製品はいっそ完全ワイヤレスにしてしまえ!という製品です。

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デザインはぱっと見ると補聴器のような佇まい。会場で展示されていたのはオリジナルの2ピンモデルのため、2ピン→MMCXアダプターを取り付けてLZ A4を使って試聴。iPhoneからAAC接続で試してみました。

一聴して驚くのは本機のパワーの強さ。LZ A4はなかなか鳴らしづらいイヤホンですが、WS-1は出力も十分で、鳴らしきっている感じ。AAC接続とapt-Xの比較をしたことがないためどっちがとはいえないものの、解像度や音場の広さも確保できている印象。なかなか使えそうと感じました。

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ただし、難点は装着感とアンテナ設計の未熟さ。どうしても両耳にアダプターとアンテナ、さらにアンプ部で耳たぶに全体を引っ掛ける構造でも安定感には欠けます。さらに、重さも意外とありずっとつけ続けるのはストレス。アンテナ設計もまだ仕上がっていないようで、頭部を経由しての電波伝送に難があり音切れが結構発生、もしくは左側のみ再生される状態が多々発生。市販できる状態にはまだまだ改良の余地ありという印象でした。

なお、AliExpressを眺めてみると同じようなコンセプトの商品がすでに出回っており、ちょっと気になるところ。apt-X HDにも対応したTRN BT20Sなどですが、実用的かと言われると微妙なラインですが、気になる方はトライしてもいいかも。なお、発熱・発火報告がAmazonにはあり、色々と不安になる製品です。(WS-1は似てるものの、外観含め異なるものです。)

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世界初、オープンイヤー型イヤホンでアクティブノイズキャンセリング。HUAWEI FreeBuds 3



個人的に今回のヘッドフォン祭での隠れた目玉製品はHUAWEIが展示していた完全ワイヤレスイヤホン、FreeBuds 3。前回はHuawei HWAに対応したワイヤレスイヤホンのFreeLaceを展示し、Huawei HWAで音の入口から出口までサポートしていることをアピールしていたものの、今回展示したFreeBuds 3では一転してHWAのサポートはなし

その代わり今回のFreeBuds 3ではKirin A1チップを搭載しオープン型でありながらアクティブノイズキャンセリングを搭載。この小さなボディの中に基板を詰め込み実現したんだとか。まだ、国内販売はされていないもののすでに中国本土では発売されている製品。AliExpressでは200ドル強で購入できます。

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デザインはAppleのAirPodsをちょっと大きくしたような感じで、まさに「うどん」。ただ、担当者いわく音質とアクティブノイズキャンセリングの両立でAirPodsよりも遥かにぎっしり基板とドライバーが詰まっているとか。ドライバーは実は14mmのダイナミックドライバーでこだわってるわけ。

ノイズキャンセリングはあくまでも騒音の一部をカットするというもの。カナル型イヤホンやヘッドフォンのアクティブノイズキャンセリングとは異なり、外部の音も取り入れつつ、雑音を取り除くというコンセプト。だからこそのオープン型でにあるわけ。これ、散歩だったりでは外部の必要な音をそのまま聞けるため重要なポイントです。

アクティブノイズキャンセリングの設定は専用のHUAWEI AI Lifeアプリを使用。なぜか調整画面の撮影は不可でしたが、アプリさえダウンロードすれば他社製のスマートフォンでも設定ができるのはグッド。アプリ上でノイズキャンセリングの設定を行うことで、ANCのゲインの調整を行い確実にノイズキャンセリングを有効化。この調整は人それぞれ異なるというは結構不思議。

実際にアクティブノイズキャンセリングをONにして試聴してみると、会場内で流れていたピアノの音が確かに消えていって驚き。担当者の声はそのまま聞こえてきたりと、必要な音を逃さないようになっているのを実感。音質自体はオープン型らしい抜けのいい音ですが、低音もスカスカじゃないのも好感。ただ、あくまでもオープン型のイヤホンの粋は出ていません。



HUAWEI FreeBudsのもう一つの特徴は、ワイヤレス充電可能なところ。今回は会場にHUAWEI P30 Pro(中国版)を準備。通常のQi充電器からだけでなく、P30 Proからの充電も可能なのもアピール。そこまでの必要性があるのかは不明なものの、使いやすさではいいのかもしれません。

毎回なぜか中国版の製品をそのまま持ってくるHuaweiブース。(担当者は日本法人と本社のそれぞれ)今回展示していたHUAWEI FreeBuds、日本投入も近いとのことで楽しみな製品の一つです。


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