レビュー

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【BOSE HEADPHONES 700】10段階調整可能なノイズキャンセリングでTPOにあわせた静寂さを。日常にフィットするノイズキャンセリングヘッドホン、BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700レビュー


明後日から10月ともなると、暑い日もあるものの朝晩はそれなりに涼しくなる季節。通勤の際にもBluetoothイヤホンから、ヘッドホンに切り替えていく季節になりました。秋は連休もあるので旅行にという方もいらっしゃるかも。通勤のときも旅行のときも、高音質でノイズキャンセリングのついたヘッドホンがあると、リラックスできることって多くないでしょうか。

今回はレビュークラブのキャンペーンで、BOSEの最新ノイズキャンセリングヘッドホンである「BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700」を貸与していただきましたのでレビュー。衝撃のノイズキャンセリング性能で、SONYの独壇場だったノイズキャンセリングヘッドホン市場に殴り込みをかけてきた機種でした。

BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700は現在国内正規品が45,900円で販売中。なかなか値段が張るものの、音質、ノイズキャンセリング性能、そしてデザインも素晴らしい一品でした。静かな環境を手軽に手に入れられるBOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700、ありかもしれません。

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ゴツくなく、シンプルに、スタイリッシュに。全く新しいBOSEのデザイン






パッケージは黒をメインに白とのコントラストがはっきりとした感じ。貸与品でありながら、完全に未開封の新品を借りることができたのはテンションが上ります。パッケージを開けると巨大なキャリングケースが登場。うっすらとBOSEのロゴが出てるのとか、なかなか男心をわかっています。




キャリングケースの中に、有線接続用のケーブルと充電用のUSB Type-Cケーブル、そして本体が同梱。また、キャリングケースの下にクイックスタートガイドも入っています。クイックスタートガイドの中はまさに「クイック」の名前のままのクイックさで、ただBOSE Musicアプリをダウンロードしなさいというだけ。ここまでの潔さは、欧米メーカーらしい感じです。






アプリをダウンロードする前に本体のチェックから。BOSEのノイズキャンセリングヘッドホンというと、QuietComfortシリーズが有名ですがちょっと無骨なデザインだった感じは記憶されているはず。本モデルは一気に「今らしい」デザインにパワーアップした印象。

イヤーパッドはアラウンドイヤーになっており、耳全体をすっぽり覆ってくれる感じ。長時間つけても圧迫感も、耳たぶが痛くなるということもないのはグッド。また、ハウジング部の布にL/Rをでかでかと記しているおかげで、左右を間違える心配もありません。

ボタン類の配置はSONYのWH-1000シリーズと同じような、ハウジングの側面に配置されるタイプに。電源ボタンはボタンを押すだけで起動し、右のボタンで各種アシスタントの起動、左側でノイズキャンセリングの強度変更ができる形。SONYも最新のWH-1000XM3ではアシスタントとノイズキャンセリングの調整を別に分けましたが、私の所有しているWH-1000XM2ではどちらかしかできなかったため、本機のような独立型は嬉しいですね。

充電端子は今どきの定番となりつつあるUSB Type-C。また、有線ケーブルの接続口も側面に小さく配置。なお、有線部分の接続部は3.5mmステレオミニプラグではないため、汎用品の利用はできません。



手元にあるSONY WH-1000XM2と比較。WH-1000XM2もXM3になった際にデザインの変更がなされているため一概には比較できないものの、すっとくびれたヘッドバンド部が本機はスタイリッシュ。また、ヘッドバンドの長さの調整は、ハウジング部で調整する本機のほうが髪が絡まるということもなく分がある感じ。

イヤーパッドはどちらも本皮だったり、アラウンドイヤーだったりで特に遜色はない感じ。SONYも最新モデルでは今らしいスタイリッシュなデザインとなったこともあり、デザイン面でもそこまでの違いはなさそうです。

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装着した感じは上のような感じに。女性の頭でも難なくフィットし、そこまでどデカいものが付いているという感じはさせません。装着してみた感じとしては、なかなかいい感じだけども、ヘッドバンド部の厚みが気になったとのこと。クッション性を高めるために厚くなっているものの、逆に余計に感じてしまう場面もあるのかも。




ノイズキャンセリングの性能はなかなか。音は厚めの"BOSEサウンド"




実際に装着してみてその音も含めてチェック。電源ONにした際の効果音は、機械的な音ではなく「スピーカーON」という感じの音でいい感じ。起動時には、残りのバッテリー残量を音声で教えてくれるため、どのタイミングで充電すればいいのかわかるのもグッド。

ノイズキャンセリングの性能も実際に地下鉄や街中で利用してチェック。これまでノイズキャンセリングヘッドホンの市場ではSONYのWH-1000シリーズが圧倒的性能で席巻していましたが、本機はそれとほぼ同等のクオリティを実現。また、本体のボタンでも3段階でノイズキャンセリングの強度を設定でき、TPOに合わせて調整もできるわけ。(アプリからだと10段階で調整可能)ただ、地下鉄車内の静寂さでいえば、まだSONYのWH-1000XM2のほうが分がありそうでした。

音質は分かりやすく「BOSE」の音。BOSEといえば、小型スピーカーでも大型モデルでも、心地の良い低音の太さと温かみのある、かつ、立体的なサウンドが特徴。その「BOSE」サウンドはヘッドホンでも健在でした。

ただし、気になったのは解像度の低さ。本モデルはapt-XやLDACといったBluetoothの高音質コーデックには非対応。Androidの場合SBCのみ、iOSでAACまでとなってしまい、全体的な音質はBOSEサウンドで整っていても、解像度はやけに低く、奥で鳴っている楽器が掠れてしまったりと、「音質」では厳しい面があるのも事実。「音質」でいえば、LDACに対応するSONYのモデルのほうが圧倒的。ただSONYのWH-1000シリーズは比較的フラットな音作りであるため、BOSEサウンドの方が「音楽を楽しむ」意味では好みの方も多い感じです。


アプリ連携でさらに利便性アップ。設定項目は少なめです。



このBOSE HEADPHONES 700を最大限に使うなら、BOSE Musicアプリは必須。さっそくアプリをダウンロードしてセットアップをしていきます。アプリから製品の追加、ペアリングをするのもいいですが、初回のペアリングはAndroidの設定からしてしまったほうが楽かも。




アプリと本体との接続が完了すると、製品のアクティベートも行われます。ヘッドホンを売却するときに「アクティベーション」がどうなってしまうのか不思議なのはちょっと不安。なぜか、製品名を設定することが可能で、ここで設定した名前が他の機器からのBluetoothでの表示名になるようなしくみ。「ブラックタイ」なんて名前を設定したので、外から見れば謎のBluetoothデバイスが出来上がってしまいました。


本モデルは同時に2つの機器との接続が可能。2つ目の機器との接続はアプリ側から行うことが可能で、「新規接続」から簡単にペアリング待機モードに移行できました。私の場合、FiiO M6をDAPとしてゴリゴリ利用するため、FiiO M6を追加で接続。

SONY WH-1000XM2でも同じ現象にあっていますが、まだBluetooth接続での2端末の同時接続は発展途上な面が大きい感じ。本モデルでも同時接続を開始した直後はスマートフォン、DAP双方の接続が不安定になり、頻繁に音切れしたり、再接続を繰り返すような状態でした。ただ、不思議なことに時間が経過すると接続状態は安定していき、1週間ほど使った今ではほぼ途切れることなく利用できています。

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ヘッドホンのガイド音声は複数言語から選択可能。日本語も選択可能で、お世辞にも流暢とは言えない日本語でバッテリー残量や、接続している機器について教えてくれます。ちなみに、接続している機器名の発音はローマ字+数字の場合は英語と、若干ちぐはぐ。

本モデルはSONYのWH-1000シリーズ同様にタッチセンサーを搭載。操作方法は概ねSONYのそれと同じく、タップで再生/一時停止、前にスワイプすれば次の曲、後ろにスワイプすれば戻るという感じ。長押しの場合は、バッテリー残量の確認か、音声アシスタントのウェイクワード機能のON/OFFを切り替えられます。


アプリ上では、他の機器から再生している曲名も表示可能。また、ノイズキャンセリングの強さを1~10の10段階で設定でき、周りの状況に応じて自在に変えられるのはポイント。SONYのようにONかOFFしかないよりも、可変のほうがちょっとした散歩のときにもつけられそうです。上述したように、ヘッドホンのボタンでも10/5/0の3段階で設定できるのも嬉しいところ。このあたりは、より使う人の利便性を意識した感じで好感が持てました。

日常にフィットするノイズキャンセリングを。BOSE HEADPHONES 700で



今回レビューしたBOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700。これまでのBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンから大幅にデザインも、性能も向上したBOSEの自信作でした。温かみのあるBOSEサウンドに、10段階でTPOに合わせて使えるノイズキャンセリングを搭載し、通勤や移動の際だけでなくちょっとした散歩や自宅でも調整しながら使える日常にフィットするノイズキャンセリングヘッドホンでした。

BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700は現在国内正規品が45,900円で販売中。なかなか値段が張るものの、音質、ノイズキャンセリング性能、そしてデザインも素晴らしい一品。静かな環境を手軽に手に入れられるBOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700、ありかもしれません。

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