レビュー

[レビュー][threecolumns]

【雑感】取材もできない、挙げ句拝金主義のブログに辟易としてません?私はしてます。ガジェットブログは誰のためのものなのか。

ブロガーズフェスティバルでも似た内容があったことは記憶に新しいはず

日頃から当ブログちなーるをお読みいただいている皆様、また、お付き合いしていただいているブロガーの皆様、当ブログをご覧頂きありがとうございます。本ブログは2014年の開設以来800以上の記事を公開し、累計350万回数以上ご覧頂いております。2017年頃から記事数の減少、2018年の管理人あーるの就職を機に更新数を減らしておりPVも右肩下がりですが、未だに多くの方にお読み頂いており感謝申し上げます。

さて、当ブログは基本的にレビュー記事メインで、中国製のDAP・スマートフォン・タブレットを中心に多くの製品を紹介してきました。また、中華通販サイトを始め実際に中国に足を運んでインタビューを敢行するなど、取材力には自信を持っております。ここで、一貫して中華ガジェットに携わり続けているあーるとして、久々にオピニオン記事を掲載いたします。

深圳訪問記事はこちら
【特集】今話題のヴェルテ・シティ・ドゥモア・TS TRADE。会社の登記簿謄本を読み解くことで会社の実態に迫る。登記簿謄本の読み方
【2019ブロガーズフェスティバル】発信の仕方が変わる今日。これからのブログの発信と、使う側、発信する側の双方を考える。
【クラウドファンディング】クラウドファンディングなんてクソ喰らえ。ただの金集めツールとしてのクラウドファンディングにノーを


取材しない/できないブロガー、増えてません?


OneMix社を訪問したインタビュー

ここ最近の中華ガジェットに関するブログの増加は目をみはるものがあり、当ブログの強みだった製品に関しても競合がかなり増えてきた印象を強く受けます。他ブログのレビュー記事の質も上がりつつあり、少しずつ低品質なブログの淘汰も始まってきている印象。ただ、ここ最近のブログを読んでいて強く感じるのが取材力の欠如。あなたが読んでいる/書いているブログ、足を使って取材してますか?

今は航空券も以前に比べて遥かに安くなり、中国の深圳はホテル代含めて往復5万円で行ける時代。中国のスマホメーカーやタブレットメーカーは日本市場を開拓しようと虎視眈々としており、日本で開かれているxTECH EXPOにも積極的に出展。誰でも簡単にメーカーの人の生の声を聞き、製品を試すことができる時代がやってきています。

なのに、一部の大手メディアを除いて実際にインタビューや開発中の製品を触りに行っているブログは皆無。基本的にメーカーからの提供か、時々自分で買った商品、PR記事でありながら提供機とすら書かないようなブログが増えてきているのではないでしょうか。数年前にGearbestからの提供によってブログの世界が乱れていることを記事にしましたが、今はさらに状況は深刻化してきている印象。要はステマだらけなんです。

読者のモラルアップが必要かも。キュレーションにNoを


煽るだけのスペックレビューが乱立する今日

では、なぜステマだらけな、取材に基づかず、せいぜい提供機程度のブログが蔓延してしまうのか、端的に言えば「儲かるから」です。記事数を書けば書くほどある程度PVは伸びますし、各アフィリエイトサイトのCookieの有効期間が短くなっていく以上、いかに直前のアクセスから購入につなげるかが収益を得るのに重要になっていくわけ。だからこそ各ブログは色んな場所にリンクを貼り付け、少しでもクリックに結びつけて成果報酬を得ようと躍起になっているんです。

さて、そんな時に何が起きるのかというと、良いレビュー記事を書いているブログよりもクーポン記事をたくさん掲載しているブログのほうが収益を得やすいことになるんです。例えば何かを買うにあたって最初皆様もその商品を検索してレビューを読みますよね?その後、そこから購入するかといえば否の方のほうが多いのではないでしょうか?良いクーポンを掲載しているブログから買っちゃうわけです。

以前の記事で吠えていたときは提供機ばら撒きすぎると、真面目に買ってレビューしてるブロガーが損をする!っていうあくまでも実機レビュー同士の戦いだったんですが、気がつくと実機レビューすらしないブログとの戦いに変わっていたわけ。注目を集めやすい商品が登場すると「スペックレビュー」という訳のわからない記事が量産され、実機レビューが登場してきても買ったのか提供されたのか、誰が提供したのかもろくに書かないレビューなんて具合、無秩序もいいところですね。

そんな誰かの書いた実機レビューにタダ乗りして美味しいところだけさらっていくブログに対して、実機レビューをコツコツ書くブログにできることはありません。せいぜい頑張ってクーポン記事を書くくらい。こうなるともう、読者の方がどこのブログから商品を買うのか、誰を応援したいのか、という読者マター。どんなブログを生かすかは、読者の方のモラルにかかってくる、そんな時代になりました。

ガジェットブログはどうなっていくべきなのか。


今のガジェットブログは個人的にはいくつかの種類に分類できると考えています。一つはトバログさんmonographさんを始めとしたガジェットをライフスタイルの一つにまで昇華したブログ。もう彼らのレベルになるとガジェットブログなんて分類をするのも失礼なくらいです。

次にOrefolderさんやでこ肉さんのように基本的に実機を中心としてガジェットをレビューしている老舗ガジェットブログ。でこ肉さんの愛に溢れる製品レビューは個人的には大好きです。1ヶ月間YONGNUO YN85mm F1.8Nを借りておきながら一記事も出さなかったことに関しては、大いに失望していますが。

3番目には当ブログや物欲ガジェットさんのようにマイナーなゾーンのガジェットに特化したガジェットブログ。中華通販サイトとの提携事例が多いのもこのゾーンかなと。個人的にはこの3番目までのブログは豊富な商品知識と、ガジェットに対する愛から書いている面があるゾーンだと思っています。

それ以降は...あまり多くのことを語るのはやめておきますが、収益主義を隠すことなくブログサロンを始めたブログや、スペックレビューばかりを連発するブログなどなど...一体誰のためのブログなのか、方向性を間違ったブログが増えてきている印象。我々のような古いブログからすると新世代といえる層も増えてきました。

そんな中、ガジェットブログはどうなっていくべきなのか。これまで通りのスタイルで運営していくべきなのか、それとも違ったスタイルに変わっていくべきなのか、私達も問われているのかもしれません。

ガジェットブログは誰のものか。この記事は誰のためか



さて、ここまでダラダラと戯言を書いてきたわけですが、この記事で最終的にたどり着くのは、ガジェットブログは誰のために進んでいくべきなのか、ということ。この記事を読んでいるブロガーの方が「読者のために決まってるでしょ(笑)」と思っていただいていればここで読むのをやめてハルビンにでも思いを馳せていただければと思いますが、そうじゃない方のほうが案外多いんじゃないかと勝手に思っております。

自分のため、という方も多いかもしれません。自分のためといっても、ただ発信したいという欲望かもしれませんし、最初から儲けることが第一の目的の収益の方もいるかもしれません。ただ、読者あってこそのブログ、読者の方を忘れてはいけないわけです。読者が読みたいものを提供してこそであって、読者に読みたいと誤解を与えたりアクセスを誘導することが目的ではないはず。

そしてこの記事は何なのか。アクセス数が過去に比べて10分の1くらいになり、影響度が皆無になったガジェットブロガーの愚痴であり、僻みでもあるわけですが、それだけと飛ばさないで頂ければ。ずっとガジェットを好きで、メーカー訪問もするようになった1人のガジェット好きとしてここ最近のガジェットブログの向いている方向に疑問を抱いた問題提起です。ブログを読んでいる方も、書いている方もちょっと最近感じません?

【雑感】ガジェットブログとGearBestをはじめとする中華通販サイトの関係を考える。誰が正義で、誠実なのか。


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