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【FiiO BTR3】ポータブルオーディオのオールラウンダー。高音質規格LDACにも対応したBluetoothアンプFiiO BTR3レビュー


当ブログではこれまでLDACも含めた再生に対応したDAP、FiiO M7最強のノイズキャンセル機能を搭載した高音質ワイヤレスヘッドホンSONY WH-1000XM2、手元のイヤホンを簡単にワイヤレス化できるapt-X対応のFiiO RC-BT、そして完全ワイヤレスイヤホンのQCY T1 Proと音楽をワイヤレスで楽しむ製品を多数ご紹介し、追求してきました。

今回はそんなワイヤレス化の本命とも言える、世界で初めてLDACにもHuaweiによる最新コーデックHWA、Qualcomm apt-X HDにも対応したBluetoothアンプ、FiiO BTR 3を購入したのでレビュー。手元のイヤホンを高音質にワイヤレス化するのはもちろんのこと、ホームオーディオシステムにも、カーステレオにも使える最強の製品です。

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スタイリッシュで、ちょっとくっつけるのにぴったりなサイズ。








シンプルなパッケージから取り出した本体は、黒一色なもののチープさよりも高級感を感じさせる仕上がり。指先サイズでとってもコンパクトなサイズなのもよし。前面は若干カーブを描き、美しいフォルムで所有欲を満たしてくれます。

裏側にはストラップホールとクリップも。シャツの胸ポケットや、ワイシャツの襟に挟み込む形。クリップ力はイマイチで、通勤時には場所を間違えると落ちてしまうので若干注意が必要かも。




充電端子はUSB Type-Cを採用。FiiO M7もそうですが、オーディオ機器でもUSB Type-C採用が一般的になってきたのは充電ケーブル類を統一でき、ユーザー視点ではかなり嬉しいポイント。充電中はFiiOロゴが光る演出も工夫があっていい感じ。

付属品は説明書、保証書の他にストラップ紐、USB Type-Cの3点。初期の海外版には日本語はありませんでしたが、国内販売に向けておそらく日本語の説明書が入っているはず。

NFCで簡単ペアリング。PCにつないでUSB DACにも使える汎用性の高さ




スマートフォンやDAPとのペアリングは、NFC対応機器ならタップするだけで可能。また、マルチポイント接続にも対応しており、写真のようにスマートフォンとDAPの両方で同時に接続するのもOK

接続機器同士の変更は、電源キーの2度押しで可能。ただ、機器との相性によってはうまく動かず、FiiO M7とHTC U11を接続した際には、どうしてもGoogle Assistantを呼び出すことができませんでした。

apt-Xよりもより繊細に。有線と遜色ないレベルを実現。


FiiOの40cmMMCXケーブルが便利

FiiO BTR3の実力を試すため、常に私が利用しているイヤホンFiiO F9 Proを接続し、M7への直挿しとBTR3経由での再生の音質を比較します。なお、普段使いの時でも便利だったのがFiiOの40cmのMMCXケーブル。BTR3を襟元につけているとちょうどよい長さでした。

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まずはM7への直挿しから。以前愛用していたFiiO X5 3rdとは違い、M7の方が有線部分についてはアンプ部の性能がダウンしたり、バランス非対応であったりとスペックダウンの面はあるものの、パワフルで艶のある再生を実現していました。

有線であれば当然、ワイヤレスの宿命である音飛びも無縁。その点ではストレスフリーでもありリスニング環境も良好。ただし、そこそこの重さのあるM7を胸ポケットに入れておいて、なおかつケーブルもあるというのは正直不便でした。

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ハイレゾ音源の再生もバッチリ。LDACクオリティには舌を巻きます


LDAC再生時にはロゴマークは白色に点灯

接続先をBTR3に変更して、LDACで再生開始。96Khz/24bitのハイレゾ音源でしたが、解像度も非常に高く、そして空気感もそのままに再生が開始されました。M7のレビューの際に、SONY WH-1000XM2のLDAC vs 有線をやった際とは異なり、LDACのクオリティの高さに舌を巻く結果に。ただ、若干のパワー不足感はあり、全体的に音は薄口になる印象も。DAP側のボリュームも+10ほどで適正音量というイメージです。

音のクオリティはかなり向上してきたことを感じる反面、接続性については不満を感じる場面も。BTR3自体、海外発売初期には音飛びの多さで使いものにならないとまで言われており、私自身も購入当初は使用を忌避するレベル。現在ではファームウェアのアップデートにより接続性はだいぶ改善されたものの、M7を尻ポケットに入れた際や、リュックに入れたとき、もしくは前ポケットでもそこそこ乗っている電車では音飛びが頻発。音質を重視してのワイヤレスについては、まだまだ性能面で疑問符が残ります

もう一つFiiO BTR3の強みとして挙げられるのがUSB DAC機能。どこまで再生できるのか公称されていませんが、私の環境ではJRMC24では48Khz/24bit固定でした。その場合は通常のUSB DACとしての利用(BTR3は有線接続のみ)となり、高性能のDAC AK4376Aの性能を発揮しパワフルなサウンドを聴かせてくれます。

お出かけだけでなくホームユースにも。有線/無線双方で使える製品




日本でもいよいよ発売開始となったFiiO BTR3。世界で初めてLDACに対応したBluetoothヘッドフォンアンプというだけでもポータブルオーディオ好きとしてはたまらない一品でありながら、NFC対応やマイクの搭載と実用的に仕上がった製品でした。

さらにはUSB DAC機能も搭載しワイヤレス以外の場面でも力を発揮できるのもポイント。まさにオールラウンダーといった製品です。現在FiiO BTR3は約1万円で販売中。ホームオーディオのワイヤレス化にも、外出時にも、もしくはカーステレオのAUX代わりにも、DACとしても使える超高性能機BTR3、持っておけば様々な場面で活躍しそうです。

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