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【深圳日記⑤】急速に路線拡大中の中国高速鉄道。広州=深圳間を結ぶ「広深鉄路」に乗ってきました。チケット購入方法や乗り方も徹底解説いたします


約1週間強お送りしている深圳日記シリーズ。これまで、Xiaomiの最新商品を触る小米之家訪問記とCHUWIの本社レポートをそれぞれ2本ずつ掲載してきました。今回は一旦番外編として、中国広州から深圳への移動に関して取り上げましょう。

次回の記事では中華通販サイトのBanggoodを取り上げますが、実はBanggoodの本社は広州市に位置。深圳からは結構時間がかかる場所にあるのです。今回は、そんなBanggoodの訪問後に深圳に向けて戻る際に中国の高速鉄道「広深鉄路」を利用したのでそのレポートです。



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広州=深圳間を約1時間強で結ぶ広深鉄路


ほぼ10分ごとに運転されていて利便性が高い

広州~深圳間には、既存の広深線を複々線化して高速化を図った「広深鉄路」と、広州南駅から専用線を利用して深圳北、福田駅を経由し、最終的に香港にも至る(香港は2018年度第3四半期開通予定)「広深港高速鉄道」の2つが存在。後者は「中国版新幹線」とも呼ばれ、時速300kmでの営業運転を行っています。

今回利用したのはそんな「超」高速の後者でなく、前者の「広深鉄路」。広州東駅(一部列車は広州駅)から深圳駅(羅湖駅)に至る線路で、最高時速200kmの高速運転を行っているもの。なかなか広州=深圳間の乗車に関してはレポートも少ないので、本記事で徹底的に解説いたしましょう。

起点は広州東駅。駅の入構にはセキュリティチェックも


広州地下鉄3号線・広州東駅

壁面にも「広州火車東站」の表記がある

広州市内にあるBanggoodの最寄り駅から地下鉄に揺られること約30分、広州東駅に到着しました。案内表示に従って広州東駅を目指していきます。



地下鉄から進んでいくと、真っすぐ行けば一号門に到着。広州東駅の場合は、切符売り場は駅構内にあるため、そのままセキュリティチェックを抜けて駅構内に入ります。

切符の購入には窓口が必須。また、パスポートの提示も必要


自動券売機は日本人は利用できない

中国では現在すべての長距離列車(都市鉄道以外)の利用に際して身分証明書を提示し、記名式の乗車券を利用することが必須。このため、日本人は切符の購入時にパスポートの提示が必要となります。

広州東駅には広深鉄路専用の自動券売機がかなりの台数が設置。中国のIDカードや、香港、澳門のIDを持つ人はこの券売機で購入が可能。ただし、日本人のパスポートは読み取ってくれないため、有人窓口に並び切符を購入する必要があります。

広州東駅の広深鉄路専用・有人窓口

有人窓口は近年は比較的空いている

有人窓口は自動券売機に比べると人は少なめ。現在中国では、スマートフォン上で切符の発券まですべて完結できるため、わざわざ有人窓口に並ぶ人というのは多くない印象でした。

ただし、この有人窓口というのは日本人にとってはなかなかの曲者。基本的に英語は通じず中国語のみでの対応になるため、私を含めて中国語を喋れない人間にとっては切符を買うのは一苦労です。

自動券売機の画面を撮影して丸をつけて提示した

本来は中国語で切符を頼むのがベストですが、話せないなら仕方ありません。今回は自動券売機上で表示した列車一覧から、乗りたい列車の乗りたい席に丸をつけて提示しました。なお、今回列車も指定したのは、広州東駅で夕飯を食べたいと感じており、1本あとの列車にしたかったため。中国では、特に列車の指定をしないと基本的に発券可能な直後の列車を指定されますので注意が必要です。


無事発券されたのがこの切符。紙ペラのように見えますが、QRコードだけでなく内側にはICチップを搭載。なかなかハイテクな切符です。ぼかしている部分にはパスポート番号と名前が印字されています。

今回確保した列車は、広州東駅から深圳駅に向かうC7159列車。18時16分に出発し、深圳駅には19時35分着(1時間19分)予定の列車です。なお、せっかくなので一等席を予約。お値段は99.5元でした。

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駅舎内で夕飯のち、改札へ。



だいぶ余裕を持たせた列車を確保したので、 駅構内のお店で夕飯を摂ります。一応ファーストフードに分類されるお店でしたが、38元でこのクオリティ。若干香辛料の苦手はあるもののなかなかに美味でした。

待合室への改札

待合室・簡単なコンビニなども位置

食事を終えたら改札へ向かいます。まずは1箇所目の改札があり、ここで切符の確認を受け待合室に入ります。待合室内にはちょっとしたコンビニなどもあり、買い忘れがあればここで調達することも可能です。


中国では旅客が勝手にホームに入っていいわけではなく、列車ごとに「改札」を行ってホームに入場します。守られているかは別として、JR北海道と同じような方式です。なお、このホーム入場は発車5分前には締め切られるため、時間を逆算して改札を抜けるように移動する必要があります。

広州東駅4番線

向かいのホームには緑皮車と呼ばれる普通列車が停車中

C7159列車は4番線から発車。発車時刻の10分前になると改札が開き、ホームへの入場が開始されます。あとは、指定された号車に行き乗車して発車を待つだけです。

ちなみに、向かいのホームには中国の普通列車ではお馴染みの緑皮車と呼ばれる車両が停車中。列車番号はZ819列車でしたので、広州東駅から香港の紅磡を結ぶ広九直通列車の車両です。

乗り心地は快適そのもの。座席は集団見合い式でした



今回乗車したのは和諧号のCRH1型列車。カナダ・ボンバルディアの独系列企業と提携して製造されている車両。基本的に広深線のみで利用されている車両です。一等席は各編成最後尾と最前車両に位置しており、今回は一号車が指定。ホームを結構歩いて移動しました。


座席は前3列と後ろ3列の集団見合い式。座席を回転させることが出来ないため、ハズレを引くと進行方向逆向きの座席となります。今回は偶然幸運にも進行方向で、かつ窓側、さらには中間地点のテーブル席を確保したため、かなり快適でした。

なお、テーブルにはドリンクスペースも設置。窓側の座席には、天井部分にコンセントがあり利用可能という至れ尽くせりな仕様。向かいの方はThinkPadを広げ、私はMi Notebook Air 13で快適な現像作業をしていました。

乗り心地はかなりスムーズ。最高時速が200kmといっても、基本的には180kmほどで走っているため揺れを強く感じることもなく、快適な車内でした。旅客も静かで、全く不満はないレベルです。

1時間19分で深圳へ。もうそこは香港の目の前です


深圳駅出口

深圳駅前・真っ直ぐ進むと香港との国境「羅湖口岸」

列車は定刻通り19時35分に深圳駅に到着。1時間19分の移動となりました。改札を出ると、深圳駅前で真っすぐ進んでいけば香港との国境である「羅湖口岸」。地下に行けば地下鉄一号線羅湖駅を利用できます。

今回は広州=深圳間を結ぶ高速鉄道の「広深鉄路」の利用レポートをお送りしました。次回以降は閑話休題ということで、再びガジェットに関してのレポートをお送りしていきましょう。
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